早稲田、慶應、教育力の比較

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国公立大と比べて、私立大は一般に教員一人あたりの学生数が2~3倍となっている
まず教育力の基本である教育環境、つまり学生数と教員数を比較してみよう。学生数が多くなればなるほど、日常の大学生活に影響が出てくる。大教室での授業が多くなるとか、図書館や食堂の利用でも並ばなければならなくなる。単純に考えて、教員一人当たりの学生数が少ないほど、良い大学と考えられるだろう。

・早稲田大 45,192名(2008年度の通学と通信教育の学部生の総数)÷1,474人(専任教職員数)≒31

・慶應義塾大 37,890名(2008年の通学と通信教育の学部生の総数)÷1,507名(専任教職員数)≒25

教員1人当たりの学生数で見ると、慶應義塾大が約25名、早稲田大が約31名となっている。教育環境を指導の面で見た場合、慶應義塾大のほうがすぐれていることがわかる。

ちなみに東大は学生総数(学部生)が、14,394人で教職員が3,916人(教授、準教授、講師、助手を含む)で、教員1人当たりの学生数で見ると約4人! 圧倒的な差があることがわかる。

研究力の比較

すでに事業としては終了した21世紀COEプログラム「世界的研究教育拠点の形成のための重点的支援」の採択率で比較してみよう。これは2002年から3年間にわたり、文部科学省が世界的なレベルでの学術推進を目的に行った。

・早稲田大 9拠点

・慶應義塾大 12拠点

この点では両校とも素晴らしいと考えていいだろう。

早稲田、慶應、魅力的な授業の比較

大学の教育改革の尺度のひとつが、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」である。きわめて簡単に述べると、魅力的で個性的な授業に文部科学省が財政的支援をするというものだ。

2003年 早稲田大2件 慶應義塾大2件(共同取り組みを含む)

2004年 早稲田大0件 慶應義塾大2件

2005年 早稲田大5件 慶應義塾大2件

2006年 早稲田大0件 慶應義塾大1件

比較はできないが、両校ともすぐれた成果であると言える。慶應義塾大では毎年連続しているのは注目すべき点である。

俗に「数の早稲田」「少人数教育の慶應」と言われている。学生数では圧倒的に早稲田大が多い。それは卒業生も多いことを意味し、様々な分野で活躍している卒業生が多いことを示している。一方、慶應義塾大は三田会の密接な関係で知られている。世間の先入観はあまり当てにならないこともある。自分にとってどのような点で大学を選ぶのがよいかをよく考えて選んで欲しい。



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