寺・神社/季節ごとのおすすめ寺・神社

ご存知ですか?初詣の作法、常識、楽しみ方(4ページ目)

今年の初詣はどこに出かけますか?出かける前に、初詣のお作法や常識を確認しておきましょう。知っているようで知らないことや、お参りをより効果的にする方法を満載しました。

吉田 さらさ

吉田 さらさ

寺・神社 ガイド

お寺、神社、仏像、宿坊に関する単行本と雑誌記事をメインとして執筆と写真撮影をしています。「散歩の達人」、「一個人」、「文藝春秋」。「クレア」など、幅広い読者層の雑誌に執筆経験あり。朝日カルチャーセンター新宿校にて「吉田さらさのふわり寺町めぐり」など、各種講座も開催中。

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Q10
拍手を打つときは、右手を少し下にずらすと、よい音が出る
神社では拍手を打ちますが、
お寺で拍手はNGですか?

はい、よく間違える人がいるので、気をつけてください。お寺では、ただ静かに手を合わせるだけです。

柏手を打って音を出す理由は明らかではありませんが、願いをかなえるために神を呼び出すとか、邪気を祓うためなどとも言われます。音や声には、強いパワーがあるということですね。いずれにせよ、神社に響き渡る拍手の音は、すがすがしくて、とてもよいものです。

Q11
拝は、体をきっちり90度まで折らねばならない
二拝、二拍手、一拝の
正しい作法は?

ゆっくり丁寧に、90度体を曲げる、拍手を打つときは右手を少し下にずらす、の三つがポイントです。

1.まず神前に進み、姿勢を正す。
※ このときは、神様のまん前(正中)に立ってかまいません。

2.背中を平らにし、腰を90度に折って拝をします。これを二度行います。
※やってみるとわかりますが、背中を曲げずに90度に体を折るのはけっこうきついので、多くの人が45度くらいしか折っていません。もしも、深く体を折っている人がいたら、それは、お参りの作法に通じた人でしょう。

3.胸の高さで両手を合わせ、右の指先を少し下にずらします。
※これもやってみるとわかりますが、両手をぴったりそろえるより、少しずらした方がよい音がします。

4.肩幅程度に両手を開き、二度打ちます。

5.指先をそろえます。最後にもう一度、拝をします。

なお、出雲大社などでは、少し違う参拝作法があります。神社内の表示にしたがって行いましょう。

Q12
この言葉を唱えると、お参りがより効果的に
参拝の際に
唱えるとよい言葉はありますか?

はい、以下のような神拝詞(となえことば)があります。

祓い給い 清め給え(はらいたまい きよめたまえ)
神ながら(かむながら)
奇しみたま(くしみたま)
幸え給え(さきわえたまえ)

以上のお作法を守れば、神様のご機嫌を損ねることなく、効果的にお参りできます。

●次のページは、お正月に神社や寺で行われる行事についてです。
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