お葬式はスタッフの対応で良し悪しが決まるといっても過言ではありません。立派な祭壇を飾って、滞りなく式が進行しているのに、たった一人のスタッフの冷たい態度で信用は一気に急降下…なんてことも。
今回はよく耳にする不平・不満の声を挙げてみました。

お別れをゆっくりさせてくれない

本格的な高齢化社会を向かえ、葬儀スタッフの数は増加しています。
本格的な高齢化社会を迎え、葬儀スタッフの数は増加しています。新卒採用の会社も増えてきました。スタッフの質の向上がますます求められています。
「スタッフは時計ばかり気にして、焼香を手早くすませるようにせかされた!」「お別れの花入れのとき、号泣している遺族を無視してさっさと棺の蓋を閉められた!」など、場の空気を読まずに時計とにらめっこしながら進行しているスタッフも多いようです。

たしかに、火葬場の時間が決まっているので、スタッフはその時間に間に合うように出棺したいという気持ちがあせりとなるのかもしれません。しかしプロならば、時間が迫っていたらどう対処するか、いくつかのパターンを視野にいれて進行するべき! 葬儀は単なる儀式ではありません。葬儀後のグリーフケア、心のケアにつながる最初の一歩だと言われていますから、十分なお別れができないことは心の傷となって残ってしまうことだってあるのです。
「時間ですので出棺します!」なんて言われたら最悪……。悲しむどころではなくなってしまいます。

服はシワシワ、靴はボロボロ、おまけに厚化粧

最近は身だしなみまで気を配るスタッフが増えてきましたが、それでもシワシワの服、カカトが磨り減ってボロボロの靴、髪の毛はボサボサ……というスタッフは残念ながらまだ多いようです。

式の直前まで会場の設営や備品の準備をするなど、力仕事を伴うこともありますので身だしなみまで気がまわらない、といった事情もわかりますが、せめて作業着と式服の区別をするくらいの心配りはしてほしいもの。

また、女性スタッフにありがちなのが厚化粧。一般には葬儀は薄化粧で参列するべきといわれていますが、スタッフは葬儀が日々の仕事ゆえに化粧にも慣れが生じてしまいがち。アイシャドウばっちり、真っ赤な口紅というスタッフも珍しくありません。

病院でいきなり葬儀の話をされても…

「病院で葬儀社を紹介されることはわかっていたけど、まさか霊安室でいきなり葬儀の話をされるとは思っていませんでした」「他の葬儀社にとられないように、病院でしつこい営業……こっちはそれどこれではないのに」など、病院で紹介された葬儀社への不満もよく耳にします。

病院で紹介された葬儀社が必ずしも悪いというわけではなく、良心的な葬儀社ももちろんあります。しかし遺族の心情を無視して営業の話ばかりする葬儀社だったら、今後の打ち合わせや費用、葬儀の進行業者のペースになってしまう可能性があります。少しでも不安があれば一旦は断るか保留にして別の葬儀社を探しても良いでしょう。

葬儀スタッフへの不平・不満の声はまだ続きます。次ページ