お香典返しは即返しへ
以前は「お香典返しは消耗品がいい」といわれていましたが、最近はこだわらない人も多いようです。 |
しかし、最近では後日お香典返しを送るのではなく、通夜・葬儀当日に返礼品と一緒に渡す「即返し」が多くなってきました。
香典帳の整理をして品物の手配をして……という一連の作業をする手間が省ける、という遺族の利便性から急速に浸透したものですが、これは葬儀社やギフト会社の「仕掛け」からはじまったもの。
四十九日後のお返しの場合、他のギフトと違ってあまり品物に差がありません。タオル、お茶、梅干、海苔、シーツ、最近ではカタログギフトなどが定番商品となりますが、同じ金額で同じ品物を購入する場合、ブランド力のある店舗が優位になります。つまり、有名百貨店の包装紙で包まれたギフトはそれだけで差別化になるわけです。
そのためギフト会社は四十九日以前に顧客の囲い込みをする必要がありました。そこで「遺族の負担を軽減するため」と称して葬儀当日にお返しする「即返し」が誕生したわけです。
「即返し」は葬儀社側としてもありがたいこと。遺族が自ら百貨店へ足を運んでしまっては、何の利益にもつながりませんが、葬儀社を介したギフト会社へ依頼をすることになれば手数料が発生します。
葬儀社は積極的に「即返し」を販促しはじめ、全国へ一気に広まっていきます。
特にギフトの発注が難しい都市部以外では、「即返し」のほうが多くなっている傾向もあります。
お香典返しの挨拶状でわかる業者の対応
本来、お香典返しの品物はご挨拶を兼ねて持参するものとされていましたので、挨拶状を添えるのが一般的です。多くのギフト業者では挨拶状を無料(アレンジする場合は有料)で作成してくれますが、その挨拶状の作成過程で業者の良し悪しが見えてきます。たとえば、、文字の校正チェックをお客まかせにする業者、おきまりの文例しか提示せず文面アレンジの知識がない業者、宗教知識のない業者、土地柄を理解していない業者はあまりおすすめできません。
現代は、インターネットで簡単に注文できる時代ですから、ギフト業者を探すことはさほど難しいことではありませんが、その中でも挨拶状の作成をきちんとアドバイスできる業者を選びたいものです。