葬儀・葬式/葬儀・葬式関連情報

家族に負担させない。葬儀&お墓は事前準備(2ページ目)

「残された人に自分の意思を伝えたい」「経済的負担をかけたくない」と自分の死後について事前に考える人が増えています。市販されているエンディングノートに自分の思いを記録しておくのも事前準備のひとつです。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

お墓は生前に購入しておく

場所や区画の大きさ、墓石の種類によって異なりますが、墓地と購入して墓石を建てると200~300万円は普通にかかってしまいます。
場所や区画の大きさ、墓石の種類によって異なりますが、墓地を購入して墓石を建てるとなると200~300万円は普通にかかってしまいます。土地だけでも確保しておけば残された人の負担が軽減されることでしょう。
お墓を建てるのは亡くなってから、というイメージがありますが、実は新しく建てられるお墓の半分は生前に建てられていると言われています。生前建立のお墓を寿陵(じゅりょう)と言いますが、これは古くから世界各地で「お墓を建立することは長寿を授かる縁起のいいこと」と伝えられていることに由来しています。生前にお墓を建てる人が多い理由として、自分の死後に残された人の負担を少しでも軽くしたいという思いがあったり、また、相続税の節税対策のために建てる人もいます。

金銭的な面での負担だけではありません。お墓を建てる際には、墓地の情報集めからはじまり、実際に何箇所も見て周り、石材店を調べ、石の種類を選び……、とかなりの労力と手間がかかります。没後はさまざまな諸手続きに追われ、精神的にも参っている状況。そんな中、せめてお墓だけでも形になっていれば、随分と気持ちが楽になるに違いありません。

ただし、生前に購入する場合は下記の注意が必要です。

  • 自分の好みだけでなく、今後お墓に入る予定になる人と一緒に考える。
  • お墓参りをしやすい場所を選ぶ。
  • 宗旨・宗派、墓石の大きさやデザイン等、規約を確認する。


なお、公営墓地などの場合、生前お購入が認められていない場合もあります(遺骨が手元にある状態での申し込み受付となります)。

【関連記事】長く付き合えるお墓選び5つのポイント

次ページでは、「子や孫の情操教育に効果アリ」「家族のコミュニケーションを豊かにする」……仏壇についてお伝えします。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます