通夜・葬式・火葬の手順/葬儀の手順・手続き

お葬式費用の仕組みはどうなってるの?

お葬式の費用は、大まかに「葬儀施行費用」「料理・返礼品費用」「火葬場費用・式場使用料」「心付け」「お布施」に分けられます。その中で全体の葬儀費用を左右する葬儀施行費用に注目してみましょう。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

葬儀費用の内訳をインターネットで公開している葬儀社が増えてきました
葬儀社との間でもっともトラブルになりやすいのが、葬儀費用に関することでしょう。葬儀の費用は、「不透明」「わかりにくい」と言われています。経験者に「いくらですか」と聞くわけにもいかず、また緊急を要するため、じっくりと比較検討されることが行われていませんでした。

しかし最近では、インターネット上で葬儀費用を公開している葬儀社も増えています。葬儀費用は決して安くはありません。車一台はポンと買えてしまうほどの出費です。それだけの大金を支払うわけですから、内容についてきちんと把握したうえで納得した費用を葬儀社に支払いたいものです。

まずは、葬儀費用がどのように構成されているか知っておきましょう。

「葬儀施行費用」がお葬式費用の総額を左右する

葬儀費用は大まかに分けると下記のように分けられます。お布施は除いて、通常その他の費用は葬儀社へ一括して支払います。その中で「料理接待費用」「火葬料・斎場使用料」などは、葬儀社が費用を立て替えて手配をしていますので、実際には料理屋さんやギフト屋さんなど、それぞれの会社へ支払っていることになります。

1.葬儀施行費用
……葬儀社への支払い
2.飲食接待費用
……料理屋さん、ギフト屋さんへの支払い
3.火葬料・斎場使用料
……それぞれの会場への支払い
4.お布施・心付け
……お寺、お手伝いの方へのお気持ち

2~4まではA葬儀社に頼んでも、B葬儀社に頼んでも、基本的には料金に大差がないということいなります。つまり、1の葬儀施行費用が葬儀費用の全体を決める核となる部分なのです。


次ページでは葬儀施行費用の表示方法についてお話します。
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