ちょうどタイの街がイルミネーション・シーズンを迎えるのは、日本と同じ12月。日本はクリスマスのイルミネーションですが、タイのはちょっと違う理由があります。今回はタイの街がイルミネーションで輝く理由をご紹介します。12月の連休や冬休みにタイへ行く方は必見です!


12月にイルミネーションで彩られる理由は?

国王の肖像画が並び、その周りはイルミネーションで飾られる
長かった雨期も明け、気温も下がり過ごしやすくなる12月。そんなベストシーズンにタイ人にとっては、とても大切な日を迎えます。それは12月5日の国王誕生日です。同時にこの日は父の日(ワン・ポー)でもあります。

タイのプミポン国王(ラマ9世)は国民から非常に尊敬され、愛されている国王なのです。映画上映の前や、朝8時と夕方の6時に公共施設、公園、広場、テレビやラジオで国歌や国王の歌が流れ、タイ人が直立している姿をよく見かけます。またお店や会社でも国王の写真が飾られるので、国民が国王を心から慕っている様子がうかがえます。

これほどタイ国民から尊敬されている国王の誕生日ですから、街中は祝賀ムードでいっぱいになります。お祝いイベントの1つとしてイルミネーションと、国王の肖像画、タイ国旗などの装飾が街の主要な場所や建物に施されます。

そして、当日は国王の肖像画が飾られている各所では、夜8時ころになると人々がキャンドルを手に、国王の歌を歌っている様子を見ることができます。

異国のタイにいながら、このイルミネーションを見ていると、まるで日本のクリスマス・シーズンのような気分になります。しかし、ここは東南アジアにあるタイ。欧米風のイルミネーションではなく、どことなく南国らしい華やかさときらびやかさを感じます。こういうところにも、お国柄が出るものなのですね。

クリスマス用のイルミネーションもショッピング・エリアではよく見かける
ちょうど12月のクリスマス・シーズンと重なることから、店頭のクリスマス用イルミネーションと重なり、更に華やかさを増すのです。タイは仏教国ですが、日本同様、クリスマス用デコレーションをよく見かけます。常夏の国のタイ人は、にぎやかでお祭りが好きな国民性なのかもしれません。


今年は特に街は熱気で満ち溢れるはず!

街行く人々が国王のシンボル・カラーである黄色の洋服を着てお祝いの気持ちを現している
今年の12月5日に国王は79歳を迎えられます。また2006年は国王即位60周年の年ということもあり、国内外で祝賀イベントが開催され、国王のシンボル・カラーの黄色を身にまとう人たちが街に溢れています。

タイ人にとって1年を締めくくる大切な行事でもある国王の誕生日。イベントや式典の有無に関わらず今年は一年中、即位60周年ということで祝賀ムードが国中に漂っているのですから、愛する国王の誕生日ともなれば、更にその熱気は高まるはず。

美しいイルミネーションと、タイ国民が国王を敬う熱い思いを両方体験できるのは、この時期ならでは。是非、タイならではの伝統行事とそれにかけるタイ人の熱気を肌で感じてみませんか。

ちなみに、このイルミネーションは12月いっぱい続く予定です。(一部1月初旬まで)

*当日、アルコール類の販売は法律により一切禁止となります。(店頭・レストラン・バーともに販売していません)

【関連リンク】
  • タイの祝日
  • /タイ国政府観光庁
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。