京都・奈良に次いで神社・仏閣の数が多い博多は歴史遺産の宝庫

境内には数々の草花達が、私達に季節を届けてくれます
福岡・博多と聞けばおそらく殆どの方々は、美味しい食べ物や先端のファッションなど身近で新しいイメージを想像することが多いと思います。しかし意外かもしれませんが、福岡・博多には多くの神社・仏閣が存在しており、京都・奈良に続いて神社・仏閣の数が多いのです。特に禅寺の多さは抜きん出ています。

福岡・博多は、古くは古墳・大和時代から大陸との窓口であり、奈良~平安初期まで実在していた現在でいう迎賓館があったりと、いにしえの時代から歴史的にも価値のある建物等が多く存在。

今では私達の身近にある、日本茶・うどん・そば・素麺・饅頭・羊羹などは、実は博多の寺院から全国に発信されたものなんです。今回は、そんな新しくて古い街、博多の神社・仏閣をご紹介します。


山笠で有名な博多の総鎮守、櫛田さんは歴史散策にピッタリ!

博多祇園山笠のスタート地点、櫛田神社の正門。博多っ子から、櫛田さんの愛称で愛されています
天平宝字元年(757年)に創建された博多の総鎮守、櫛田神社。地元博多っ子には、櫛田さんと呼ばれ愛され続けている神社。不老長寿・商売繁盛の櫛田さんとも呼ばれ、博多っ子の信仰はとても厚い!

境内には樹齢1000年の櫛田の銀杏、通年で飾られている飾り山、隣接している博多歴史館には秀吉の朱印状・蒙古碇石等が展示されており、博多の歴史を見ることが出来ます。

それ以外には、正門天井に吊るされている、えと恵方盤、力士が力自慢をするために持ち上げた石、力石、太閤・秀吉が博多復興の際に瓦礫を塗りこめた博多べい(移築)、ユーモラスな木彫、博多風神雷神など、数多くの歴史・文化的に価値のあるものが多く点在していますのでお見逃しなく!

そんな櫛田神社の最大の行事は、7月15日早朝に行われる博多祇園山笠。福岡っ子(博多っ子は山笠に参加)は前日から中洲で徹夜で飲み歩き、早朝午前4時59分の1番山のスタートを待ち、しばらく見学し一旦帰宅して仕事に出掛けることも普通です。

人力車に乗って博多の街を散策。ハイカラさん気分でどうですか?
近くには櫛田神社正門を出て真っ直ぐに進むと、すぐ左手に博多町屋ふるさと館があり、博多の文化・民俗を見学できます。博多織の実演も行われており、博多を学ぶにはここを訪れるのが一番でしょう。また人力車に乗って、博多の街を散策するのはいかがでしょうか?

おなかが少し減ったならば、ふるさと館前にある蕎麦屋、むらた。あるいはふるさと館横の、博多べい(夜のみ営業)で食事をするのもオススメ。むらたでは蕎麦はもちろんですが、玉子焼き・てんぷら・サラダなど蕎麦以外のメニューも充実しています。博多べいは地元の食材を確かな腕で提供してくれるお店で、食べて飲んで1人約3,000~4,000円位とお財布にも優しい。ここでは櫛田神社の正門が見える窓際の席が特等席です。


博多ふるさと館前にある、蕎麦屋むらた。おなかが空いたらここで一休み
もう一つ、甘味処を! 飾り山があるところの西側の鳥居を抜け、正面の道をまっすぐに進むと左側にある中洲ぜんざい。店名にあるように、ぜんざいやしるこが食べれます。ちょっと疲れたらここで一休みして、次の目的地へのエネルギーを補充してみてはいかが!?

■櫛田神社
・所在地:福岡市博多区上川端1-41
・電話:092-291-2951
・交通・アクセス:地下鉄中洲川端駅より徒歩8分
・地図:「Yahoo!地図情報」
■博多歴史館
・所在地:櫛田神社境内
・営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
・入館料:300円
■博多町屋ふるさと館
・所在地:福岡市博多区冷泉6-10
・電話:092-281-7761
・営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
・入館料:一般\200、中学生以下は無料
・休館日:12/29~12/31
・地図:「Yahoo!地図情報」
・リンク:「博多町屋ふるさと館」
■むらた
・所在地:福岡市博多区冷泉2-9-1
・電話:092-291-0894
・営業時間:11:30~20:00
・定休日:第2日曜日
・地図:「Yahoo!地図情報」
■博多べい
・所在地:福岡市博多区冷泉6-12
・電話:092-271-5662
・営業時間:火~土 18:00~25:00、日祝日 18:00~24:00
・定休日:月曜日
・地図:「Yahoo!地図情報」
■中洲ぜんざい
・所在地:福岡市博多区上川端3-15
・電話:092-291-6350
・営業時間:10:00~19:00
・定休日:日曜・祝日
・地図:「Yahoo!地図情報」


次のページは都会のオアシス・聖福寺と、博多文化の発信基地であった承天寺>>