Flash/Flashの基本

モーショントゥイーンで流星を演出

ここまで描いてきた星空に流星を降らせます。ここではモーショントゥイーン作成の方法とグラフィックシンボルを利用したコツをお伝えします。

執筆者:渡辺 大介

前回前々回と作成した星空に流れ星のアニメーションを加えます。今回はキーフレームの間を滑らかなアニメーションで結ぶ「モーショントゥイーン」を利用して手軽に高度なアニメーションを作成します。
流れ星完成図
流れ星完成図。完成した.flaファイルをダウンロード

トゥイーンアニメーションとは?

アニメーション用語で主要なアニメーターが重要なフレームを描き、アシスタントがその間のフレームを描画する工程を指したものが言葉が「トゥイーン」です。Flashでは、アニメーションの始点と終点のみを描き、その間はアシスタントではなくFlashが補ってくれます。

Flashには2つのトゥイーンアニメーション機能がありますが、ある絵を移動・拡大縮小・回転などをさせる場合は、今回解説する「モーショントゥイーン」が有効です。

新規レイヤーに星をコピー&ペースト
1. 前々回作成したフラッシュを開いてください。星を一つコピーし、新規レイヤーを作成して、そこにペーストします。

星のサイズと位置を変更
2. 自由変形ツールをshftキーを押しながら使用して図の程度まで拡大してステージ外で左下に配置します。

キーフレームの作成
3. 1で新しく作ったレイヤー 4の15フレーム目にキーフレームを作成してください。それ以外のレイヤーは15フレーム目を右クリックして「レイヤーの挿入」を行いフレームを延ばしてください。

始点になる星の位置を決定
4. レイヤー 4の1フレーム目に戻り、星をステージ外の右上に移動します。これがアニメーションの始点になり、手順2.がアニメーションの終点になります。

モーショントゥイーンを作成
5. レイヤー 4の1~14フレームのどこかで右クリックし「モーショントゥイーンを作成」を選択します。

フレームレートを設定
5. ドキュメントのプロパティを開きフレームレートを15fpsに設定します。ここまでで星が移動するトゥイーンアニメーションの完成です。

時計回りに回転するモーショントゥイーンを設定
6. もう一工夫しましょう。画面下部のプロパティから「回転」という項目が確認できますか?ここでモーショントゥイーン中の回転を設定できます。「時計回り」「1」回転を設定してください。

以上で右上から左下へ降り注ぐ流れ星のアニメーションは完成です。次のページではもう少し高度モーショントゥイーンを作成してみます。
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