ネットアイドル化のきっかけとなった
西武ドーム棒立ち事件の意外な真相
昨年の東京ドームでのアジアシリーズのひとコマ。一見やる気なさげな体育座りもドアラお得意のポーズ |
ドアラ 「そうですね。その頃から“もうちょっとやっちゃってもアリかな”“まだ大丈夫だな”と、監督や球団の人の反応をうかがいながら、ちょっとずつ許容範囲を広げていった感じです」
勝手気ままにふるまうドアラ。くつろぎすぎ。(C)中日ドラゴンズ |
(※2007年5月の西武・グッドウィルドームの交流戦でのできごと。試合前のイベント中、西武のチアガールとともにステージに登場したにもかかわらず、なぜか踊るでもなく、すみっこで直立不動し続けていた。ネット上では“ドアラの静止芸”と評され伝説化している)
ドアラ 「いえ。あれはステージに出るタイミングを間違えたんですかねぇ。ひょっとしてヤバイかもと思って壁になってたつもりです」
- 壁になれてませんって! ようするに、真っ白になってフリーズしちゃっただけなんじゃないですか?
暴走王・ドアラはついに選手を羽交い絞めに!(C)中日ドラゴンズ |
- ははは! でも、結果としてああいう一連のパフォーマンスがネットを通して広まり、ひそかにブームになっていきましたよね。同時に、ファンの反応も“キモい”から“キモかわいい”に変化していった。
ドアラ 「はい。結果オーライです」
12球団の全球場で見られる
マスコットはドアラだけ!
交流戦では全カードでパリーグの本拠地球場へ遠征。写真は京セラドーム大阪。(C)中日ドラゴンズ |
ドアラ 「自分ではあまり分かりませんけど、きっかけになったのは2005年から始まったパ・リーグとの交流戦だと思います。本来はナゴヤドームでのドラゴンズのホームゲームが出番なんですが、あの年からパを含めて全球団の球場へ行くぞ!と決めて遠征するようにしたんです。パのチームはマスコットによるファンサービスに熱心で、ファンの目も肥えているので、そこで鍛えられたことが今につながっているのだと思います。12球団すべての球場へ行っているマスコットは他にないので、セ・リーグのビジターゲームでも喜んでいただけてます。それと、こういう活動を球団の公式Blogで広報の人がこまめに紹介してくれたことも、ファンの皆さんに親近感を持っていただけた何よりの要因です」
球団マスコット仲間のパオロンとシャオロン。かわいらしい彼らがいるからこそドアラのキャラも際立つ。(C)中日ドラゴンズ |
ドアラ 「だと思います。ただ、普段はナゴヤで3試合あったら次のビジターの試合はお休みなんですが、交流戦は選手と一緒でほぼ全試合出場になるので、この時期はもうへとへとです」
□1ページ‥‥「不遇の下積み時代を告白!」
□3ページ‥‥「ドアラに会うには?+バカ売れドアラ本」
□4ページ‥‥「写真集にDVDにCDデビュー! “その後のドアラ先生”」
□5ページ‥‥「特別追加レポ グランパスくんとPK対決」