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合格でも不合格でも、「その後」が大切(2ページ目)

受験はゴール地点ではなく、あくまでも通過点。めでたく第一志望に合格した子も、残念ながら合格しなかった子も、アフターフォローこそが大切なのです。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

不合格だった子へのアフターフォローは?

万が一志望校に不合格だった場合……。そういう時こそが親の出番。まずは、ショックを和らげてあげることを
万が一志望校に不合格だった場合……。そういう時こそが親の出番。まずは、ショックを和らげてあげることを
どれだけ万全を尽くしても、良い結果が出てしまう場合とそうでない場合があるもの。志望校に不合格だったことは、何によりも本人が一番ショックなことなので、まずはそのショックを和らげてあげることが大切です。

次の入試がある場合は、合格するための「戦略」をきっちり立て直しましょう。「あれをしなかったから……」とか「これをしておけば……」といった“過去志向”なのではなく、「今からでもできることは何か?」という“未来志向”でいきましょう。例えば、苦手な分野を重点的に勉強するのか、基本を一通り確認するのか、など。

とにかく済んでしまったことは仕方がないので、今後のことを第一に考えたいですね。子どもが精神的に参っているようなら無理に勉強させず、リフレッシュさせてあげることも視野に入れておきましょう。

志望校に合格したら、塾はどうする?

学習塾に通っている場合は、3月いっぱいまで続けるのが理想的です。

とはいえ、志望校に合格しているのですから、入試直前講習などへの参加はあまり意味がないかもしれません。そんな場合は、通常講習だけでもいいので、通塾を続けることをオススメします。塾側も、高校入門用の内容を用意しているケースが多いからです。

たとえ辞めるとしても、あらかじめその旨を塾側へ伝えておき、キリの良い月末までは通いましょう。ごくたまに「合格したから今日で塾を辞めます」という方がいます。塾の方も商売ですから、「途中でやめる」と言われても嫌な顔はしないもの。でも弟や妹が通塾している(あるいはその予定がある)場合は、正直あまり好印象を与えないので、途中退塾は避けたいところです。まさに「終わり良ければ全て良し」なのです!

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