合格最低正答率は55.5%という難度
■中学入試・授業について/教務主任 滝口正晴先生より(14:52~15:10)・科目ごとに合格最低点は設けていません。昨年2007年度は合格最低点は111点200点満点(正答率55.5%)。ちなみに開成と武蔵の合格最低正答率はぞれぞれ65.8%、59.3%で麻布の入試問題が難しかったことがわかる
・合格者は2月11日(水)の入学許可者説明会は保護者同伴で必ず出席してください。欠席の場合、入学辞退とみなします。よって2月11日(水)より数日後まで、繰り上げ合格の可能性がある
・中1の1学期在籍の条件で保護者の転勤等による再入学は認めます
・中学の英語の時間は週6時間ずつで、内1時間をネイティブの先生が担当。英語の授業では分割授業(22名ずつクラス)を行うが、いわゆる習熟度別クラスではない
・中1の社会では地理的分野を学び、1学期に「中国・インド」、2学期に「中東・ヨーロッパ」、3学期に「ロシア・アメリカ」と進む
・理科では物理、化学、生物、地学とそれぞれ専門分野の教員が担当し、またそれぞれ2つの実験室を設け、生徒の知的好奇心を掘り起こしている
・中3の「卒業論文」や高1の「修士論文」など、とにかく「ものを書く」力を求めるのが麻布の特徴。よって、入試(国語や社会などを中心)での自由作文の要素を入れるなど、答えだけではなく途中経過やその筋道を見る学力試験を行っている。ちなみに入試問題は教員の手作り
8時登校、麻布の朝は早い
■学校生活について/校務主任 彦坂 昌宏先生より(15:10~15:30)・1学年7クラス、14名の教員が基本的に持ち上がり、クラス替えは6年間、毎年行う。できるだけ多くの友人との出会いのキッカケを作るため
・標準服(黒ボタンの詰襟)は入学式、卒業式、10月中旬の江原素六先生の墓参ぐらいに着用で、その他は私服
・高2、高3の文系と理系の比率は1:1
・朝のラッシュを避けるためにも朝礼は夏時間(4~10月)は8時から、冬時間(11~3月)は8時20分から開始。他校より麻布の朝は早い
・高3では、麻布独自の模擬試験を行う。この模試の結果が過去の大学合格実績を連動しており、「断定模試」と麻布生は呼ぶ。これに向けて生徒は頑張る
・11月、若手OBが進路ガイダンスを行う。昨年は小児科の腫瘍専門の医師やエリート官僚などが来校し、やんちゃな麻布生は失礼ながらも年収などの質問にも及んだ
・麻布の文化祭は5月に行われ、2万人が集まる
・46クラブが週3日、活動している。土日に試合が行われるクラブもある
・クラブでは学園内外問わず、合宿を1年間に最長2週間行うことができ、その企画詳細運営が高2生で行う。この経験が生徒たちのリーダーシップ力をさらに成長させる
次ページは麻布中学校の入試募集要項について