難関校の中学入試結果速報2(男子校)
筑駒は、東大合格率(東大合格者÷卒業生にて)50%を超える全国NO.1校。私服校でも有名 |
まず、男子校。国立の雄、中学受験での最難関、筑波大学附属駒場中学校も志願者数は微減傾向でした。実質倍率は5.5倍と例年同様に推移しています。慶應義塾普通部も志願者数は減少し前年比89%でしたが、実質倍率は3.7倍と例年同様の倍率は維持しています。一般入試を1回のみ行う学校は、総じて実質倍率は例年同様変わらない傾向にありました。
一方、入試を複数回行う学校、ここでは早稲田中学校(以下、早稲田)、聖光学院中学校(以下、聖光)の志願者数は減少しました。その理由としては、隔年減少(昨年度2007年度が2006年度より志願者数が増え難易度が上がり、その学校、その入試の受験を敬遠したこと。以下、省略)と、さらに難易度(偏差値)を上げたためと考えられます。特に、それぞれの学校とも第2回入試は募集人員(約100名〔帰国生含む〕・50名)が第1回入試(約200名〔帰国生含む〕・175名)より少なく、その反動か偏差値も66、69と第1回入試(64、67)よりも高くなっています。志願者数も前年比93%、83%と減少。詳細は以下のとおりです。
筑波大学附属駒場中学校(東京都世田谷区)
・入試日:2月3日(日)・入試科目:4教科(国語・算数・理科・社会。以下省略)、報告書・住民票提出
・偏差値:72/四谷大塚偏差値。以下省略
・募集人員:120名
・1次抽選志願者数:879名(927名)増減数▲48名、前年比95%
尚、抽選実施せず。抽選を実施する場合は募集人員の約8倍を超える時のみ
・2次受験者数:868名(917名)
・合格者数:128名(129名)
・実質倍率:5.5(5.7)*( )内の数字は昨年度のもの。以下省略
慶應義塾普通部(神奈川県横浜市港北区)
・入試日:2月1日(金)・入試科目:4教科、受験生グループ面接、体育実技、報告書提出
・偏差値:64
・募集人員:約170名
・志願者数:756名(849名)増減数▲93名、前年比89%
・受験者数:714名(798名)
・合格者数:184名(193名)
・補欠発表:52名中11名繰り上げ合格/2月12日現在(58名中24名)
・実質倍率:3.7(3.7)
早稲田中学校(東京都新宿区)
■第1回・入試日:2月1日(金)
・入試科目:4教科
・偏差値:64
・募集人員:約200名(帰国生含む)
・志願者数:983名(1030名)増減数▲47名、前年比95%
・受験者数:893名(959名)
・合格者数:237名(236名)
・実質倍率:3.8(4.1)
■第2回
・入試日:2月3日(日)
・入試科目:4教科
・偏差値:66
・募集人員:約100名(帰国生含む)
・志願者数:1440名(1555名)増減数▲115名、前年比93%
・受験者数:922名(1045名)
・合格者数:222名(213名)
・実質倍率:4.2(4.9)
聖光学院中学校(神奈川県横浜市中区)
■第1回・入試日:2月2日(土)
・入試科目:4教科
・偏差値:67
・募集人員:175名
・志願者数:728名(812名)増減数▲84名、前年比90%
・受験者数:649名(738名)
・合格者数:244名(241名)
・実質倍率:2.7(3.1)
■第2回
・入試日:2月4日(月)
・入試科目:4教科
・偏差値:69
・募集人員:50名
・志願者数:946名(1143名)増減数▲197名、前年比83%
・受験者数:588名(676名)
・合格者数:127名(119名)
・実質倍率:4.4(5.7)
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