奥多摩の梅沢・三ツ釜の滝。神の息吹を感じるのは私だけでしょうか。 |
自然と触れ合う機会が増えれば、日頃の暮らしの小さな視野の世界から、もっと大きな地球規模の視野で見ることが出来るようになります。
子育て中のご両親は、子供にそれを見せていくことで、未来の環境保全への礎になり、エコな暮らしを頑張っている方も、綺麗な川を守るという目的に向かって今後も頑張る活力になると思います。
今回は、東京都心から2時間、東京都内でありながら、山々に囲まれ、渓谷の雄大な流れを堪能できる『奥多摩』へのスローな旅をご紹介します。
宿泊施設の紹介もしていますが、都心から日帰りで楽しむことも十分出来ますし、お子さん連れだけでなく、熟年のご夫婦の渓谷散策、河原で語らうカップルの姿も。どんな形でも楽しくて癒されると思いますよ!
リサイクル工作で、川の水底を観察できる水中眼鏡の簡単な作り方もご紹介します。
奥多摩駅すぐに広がる氷川渓谷
駅舎の横には大きな公衆トイレ、付近には商店やスーパーもあります。 |
奥氷川神社の境内には、東京都の指定文化財にされている「氷川の三本杉」という樹齢約700年の大木があります。鎌倉時代からのもので、50mの高さで、一際目を引きます。東京で1番の高い木で、15階建てのビルくらいの高さですので、駅のホームからでも見えます。
氷川渓谷で子供と水遊び
多摩川はとても流れが速く、夏でも水温が低いため、事故などに気をつけたいところ。ガイド宅はまず旅館のご主人に聞いて、安全に遊べるポイントで遊びました。浅瀬から少しでも奥に進むと、かなり深いところや、大人のヒザくらいの深さでも、大人でも流されそうになるほどの急流でもありますので、注意してください。大きな岩がゴツゴツとしていて、流れが速いためか、川の中の生き物は見つけることが出来ませんでした。
都心は35℃の猛暑だったというのに、多摩川の冷たい水のおかげか、氷川渓谷は本当に涼しくて、まるで天然のエアコンのよう。川遊びでは虫対策が必須だと思い、虫除けを持っていきましたが、全く必要ありませんでした。涼しいからでしょうか。(たまたま刺されなかっただけかもしれませんので虫除けは一応用意した方が良いと思います。)
浅瀬で水遊び。石を拾ったり、積んだり、それだけでも楽しい。大人も楽しいですよ! |
表情には生気が溢れ、眼がキラキラと宝石のように輝きます。これこそ子供のあるべき姿だと実感すると共に、大人も、この綺麗な水を守らなくてはという気持ちが沸くことでしょう。
残念なことに、河原では、バーベキューをしてそのままゴミが放置されているのを見かけました。フライパンや焼き網がそのまま捨てられています。本当に自然が好きで遊びに来ているんだろうかと疑問を感じます。次に来るときにも綺麗な川で遊べるように、ゴミは全て持ち帰るようにしましょう。
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