便利でファストもいいけれど、スローな気持ちは香りで演出。
帰宅したとき、食事の後、来客があるとき、お部屋の匂いが気になったらどうしていますか?
芳香剤スプレーをシューーッ!とやってしまえば解決。手軽だしすぐその場で匂いが消えて便利。

だけど何だか味気ない…なんて思いませんか?パッケージもインテリアに合わないことが多いし、使い終わった後の後処理も面倒…。スプレー缶等もゴミになるしかさ張ります。『香りを愉しむ』という感覚とは遠いですよね。

そんなとき、アロマテラピーもいいけれど、専門の知識も道具も要らず、場所も取らないインセンス(お香)はいかがですか?アロマテラピーよりももっと手軽に香りを愉しむことが出来ますよ~!

紀元前から愛されているインセンス

インセンスの歴史はそれは古く、紀元前のエジプトがはじまりと言われています。それだけ安全性もエコ性も高いということでしょう。

かのクレオパトラもバラ水のお風呂に入り、香油を身体にふりかけ、インセンスを焚いて香りで客人をもてなしていたとか。

日本の歴史に登場したのは、聖徳太子がいた頃。1500年ほど前です。淡路島の海岸に流れ着いた流木を、村人が焚き火にくべたら、すごくいい匂いがしたもので驚いて、都に献上したそうです。

その後も、線香やインセンスの香りは、宗教的な意味合いを持ったり、“雅”の象徴として親しまれてきました。

現在では仏事など宗教的な意味合いの場だけでなく、お部屋でリラクゼーションのために焚くなど一般に普及し、安価で手に入れることが出来るようになりました。

オススメはコーン型インセンス

焚いているのは桜の香り。春を演出してみました。
インセンスには、スティック型、渦巻き型などがありますが、一番のオススメはコーンタイプ。高さ2cmほどの三角錐の形で、下に燃え広がるほど強い香りが出るそうです。

焚く前のコーン型のインセンスは、そのまま可愛い器などに盛っておいても可愛いし、据え置き型芳香剤の代わりにもなります。部屋全体に香るという感じではありませんが、窓を開けて換気していたり、人が通るとふわりと香ってきます。インテリアとしても見た目が悪くありません。

それにコーン型は、火をつける前の三角錐の形のまま灰が残るので、灰が散らばりにくく、小さなスペースで愉しむことが出来ます。

手軽なインセンスの購入先と焚き方

100円SHOPで購入したインセンスセットに直径2cmの小さなホルダーがついていました。侮れぬ!100均!
インセンスを購入すると、たいてい専用のホルダー(受け皿)がついてきます。100円SHOPや雑貨店などでもホルダー付きのスティック型やコーン型が販売されているほど安価で流通していて、手軽に手に入れることが出来ます。

香りも、ラベンダーやレモン、バラ、桜、ブルーベリー、オレンジ、などなど多種あって、気分によって香りが変えられるのもいいですね!

使い方としては、お線香と同じでとても簡単。先端に火をつけて煙をくゆらせ、火がついたのを確認してホルダーに置くだけです。

スティックタイプなら、火をつけてホルダーに開いている穴に差し込むだけです。
捨てるときは、10~20分ほどして、全てが灰になって火が消えたら、完全に消火したことを確認して捨てます。

こんなに簡単なのに、心地よい香りが愉しめて、お部屋をいい匂いにしたり、リラクゼーション効果もあって嬉しいですね!

ロハスライフには香りがつきもの

ロハスな生活を心がけている人が、おのずと興味を持ってしまう心も身体も清めるヨガや坐禅なども、香りがつきものですよね。

生き物の五感の中で一番本能に近い部分であるのが嗅覚だといわれています。動物が鼻で天敵をかぎ分けて逃げられるように、嗅覚は一番に働くように出来ているそうなのです。

家事や育児など、せかせか、イライラ、ゴチャゴチャした日々の生活でいっぱいいっぱいになっていると、周りの人やモノ、環境の事にまで頭が回らなくなってしまいます。そんな時、『香り』が混沌とした生活を、スローな生活に切り替えるスイッチになってくれますよ!

自分にも人にも環境にも優しくなれる、そんな“香りのスイッチ”。あなたも愉しんでみませんか?


【関連・参考リンク】
日本香堂『香りのアラカルト』…「香りの文化史エピソード」や「香の原料」などなるほど~と頷いてしまうお香の知識満載。

お香の香音(こうね)『お香の豆知識』…原料や歴史、焚き方、道具など、お香専門店ならではの豆知識が読めます。

香りでリラックス体はポカポカ ハーブバス(from,All About[スパイス&ハーブ])…All About【スパイス&ハーブ】のガイド記事。ラベンダーなど人気の4つのハーブを使ったハーブバスの愉しみ方とそれぞれの効果、簡単なハーブ入浴剤の作り方等が書かれています。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。