名所・旧跡/甲信越の名所・旧跡

ひまわり満開!津南ひまわり広場へ【新潟】

夏を代表する花、ひまわりが畑いっぱいに広がる津南(つなん、新潟県)のひまわり広場をご存じですか?夏の強い日射しが照らす大輪の黄色い花が集まるひまわり畑は、訪れる人々にも強い印象を焼き付けてくれますよ。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

津南の地図
今回の行き先は【新潟】
ひまわり満開!津南ひまわり広場へ
暑い夏を飾る花といえば、誰もが思い浮かべるのがひまわり。大輪の花が一斉に太陽の方向を向いて咲いているさまは、まさに夏の風景と言えますね。

ひまわりの名所は日本各地に点在していて、「名所・旧跡めぐり」でも明野(山梨県)筑西(茨城県)のひまわりを紹介してきました。

今回はひまわりの名所第3弾として、新潟県にある津南(つなん)のひまわりを紹介します。信濃川が作り出した丘の上に咲く一面のひまわり畑は、まさに黄色のじゅうたんそのものですよ。

丘の上にある広大なひまわり畑!

津南のひまわり畑(1)
津南ひまわり広場のひまわり畑。7月中旬から8月中旬にかけて、たくさんのひまわりが畑を埋め尽くします(2008年8月2日撮影)
津南Yahoo! 地図情報)は、新潟県の南部にある山間の町。東西に長い新潟県の地図を開くと、真ん中の下あたりに位置しています。

町の中心には、日本で一番長い川、信濃川が日本海へ向かって流れており、この信濃川水系の川が長い年月をかけて両岸に階段状の地形を刻んだ「河岸段丘」と呼ばれる大きな丘が、町内のあちらこちらで見られます。その河岸段丘の規模では日本一の規模を誇っているとのことです。

津南のひまわり畑(2)
ひまわり畑のひまわり。人の顔と同じくらい大きな花が咲いている風景は、まさに夏の風物詩と言えるでしょう(2008年8月2日撮影)
冬は豊富な積雪量を活かして、ウィンタースポーツで賑わう津南。夏は、町中のいたる所で津南町の町花に制定されているひまわりを見かけることができます。

その中でも河岸段丘の一つである沖ノ原台地の中には、4ヘクタールの広さを誇るひまわり畑「津南ひまわり広場」Yahoo! 地図情報)が作られていて、観光名所として毎年たくさんの方が訪れます。

津南のひまわり畑(3)/展望スペース
ひまわり畑を見渡すための展望スペースが設けられています。最初に紹介した画像はこの展望スペースから撮影したものです(2008年8月2日撮影)
人の顔ほどの大きさの花を咲かせる津南ひまわり広場のひまわりは、背丈も高く、そばに近寄ると花を見上げる形になります。そのため、畑の端に数人程度登ることができる簡単な展望スペースを用意してあり、そこからひまわり畑を見渡すことができるようになっています。

津南ひまわり広場のひまわり畑は3つに区切って、種を蒔く時期を調整しています。この方法で7月中旬から8月中旬までの1ヶ月近くの間、どこかの畑でひまわりの花が楽しめるように工夫されている訳ですね。

また天候に恵まれた時は、畑の向こうに信濃川の対岸にある山も見ることができ、ひまわりの花とセットで絵になる風景を楽しむことができますよ。

なお、2008年は7月19日から8月17日までオープンしており、8月13日から17日までの間は、日没後にひまわりをライトアップするイベントも楽しめるとのことです。

ひまわり畑の迷路に迷い込んでみる

津南のひまわり畑(4)/ひまわり迷路の入口
ひまわり畑の中に作られた迷路の入口。奥に入るとひまわりの花の向きだけが頼りです。
津南ひまわり広場のひまわり畑の中には、迷路が用意されています。

ガイドも試しに入ってみたのですが、人の背丈よりも高いひまわりの中を歩くので、方向感覚がわからなくなり、出口にたどり着くまでに結構時間を取られてしまいました。真夏の日射しが照りつけている中を歩きますので、帽子や水分補給など熱中症対策は十分に取っておきましょう。

また迷路の入口では、希望した方に有料で記念撮影のサービスを行ってくれます。その場でプリントしてくれるので、楽しい旅の思い出を残せますね。

楽しい案山子も要チェック!

かかしコンテストの出品作品
ユニークな案山子の面々。毎年コンテストが開かれています。
沖ノ原台地のひまわり広場へ行く駐車場の一角には、ユニークな案山子(かかし)が並べられています。

これは毎年コンテストが行われていて、人気を集めた案山子の作者には豪華な商品が贈られているとのこと。暑いさなかでもふっと息抜きができそうですね。

大輪のひまわりが広大な畑に咲き誇る、津南のひまわり畑をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?夏の風物詩とも言える美しいひまわり畑の風景を楽しみに、津南まで出かけてみて下さい。

津南ひまわり広場へのアプローチ

  • 地図:Yahoo! 地図情報
  • 公共交通機関の場合
    <JR>
    上越新幹線 越後湯沢駅より、北越急行 ほくほく線の電車に乗り十日町へ。JR飯山線に乗り換えて津南駅下車。
    または長野新幹線 長野駅より、JR飯山線で津南駅下車。
    津南駅から津南ひまわり広場へはタクシー利用。

  • 車の場合
    関越自動車道 塩沢石打インターチェンジから国道353号線で野沢温泉方面へ。
    国道117号線との交差点を左折して飯山方面に向かい、国道405号線との交差点では秋山郷方面に左折。
    「津南ひまわり広場」の案内に従って右折し、段丘を登ると津南ひまわり広場の駐車場に到着。
    (国道353号線は、一部道が細く急坂急カーブの続く区間があるので、運転には注意して下さい)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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