雄大な富士山を眺める絶景ポイントを厳選! ガイドおすすめスポット12選
標高3776メートル、日本人はもちろんのこと、日本を旅する外国の方にも親しまれている富士山。2007年に世界文化遺産の暫定リストに掲載された後、6年の歳月を経て2013年に世界文化遺産として登録されました。首都圏からでも条件が良ければ富士山を遠くに見ることができ、見えるとなぜか嬉しくなりますね。その嬉しさをもっと大きいものにするために、富士山を近くまで見に行ってみてはいかがでしょうか?
今回は、雄大な富士山の全景を眺めることができる絶景スポットの中から、ガイドおすすめの場所を厳選してご紹介します。※新型コロナウイルス感染症対策の状況によりスポットに入場できない可能性もあります。お出かけの際には事前に公式ホームページなどで最新情報をご確認下さい。
<目次>
- 道の駅 富士川楽座(静岡県)
- 伊豆パノラマパーク(静岡県)
- 三島スカイウォーク(静岡県)
- 成川美術館(神奈川県)
- 箱根ロープウェイ(神奈川県)
- 吾妻山公園(神奈川県)
- 忍野八海(山梨県)
- 本栖湖(山梨県)
- 富士本栖湖リゾート(山梨県)
- 河口湖・富士山パノラマロープウェイ(山梨県)
- 新倉山浅間公園(山梨県)
- FUJIYAMAツインテラス(山梨県)
1.道の駅 富士川楽座(静岡県)
富士川の向こうに富士山を眺める
道の駅 富士川楽座から富士山を眺める。富士川の向こうに富士山の山容をはっきりと見ることができます(2004年4月撮影)
国道や一般道でのドライブ用休憩施設として全国に整備されている道の駅ですが、富士川楽座は一般道だけでなく東名高速の富士川サービスエリアの上り線(EXPASA富士川)からでも利用できる便利な施設なのです。
道の駅 富士川楽座から眺める富士山。桜と共に眺めることもできました(2004年4月撮影)
■道の駅 富士川楽座
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR東海道線 富士川駅下車後、タクシー利用または徒歩約30分。
<車>
東名高速で富士川サービスエリアへ。なおサービスエリアに車を置いて富士川楽座が利用できるのは静岡から東京方面への上り線(EXPASA富士川)のみです。
東京から静岡方面への下り線のサービスエリアからは利用できません。富士川サービスエリア併設のスマートIC(ETC限定)で高速を降りるか、手前の富士インターチェンジから県道を利用して富士川楽座に向かう形になります。
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2.伊豆パノラマパーク(静岡県)
富士山と駿河湾のパノラマが広がる風景に感動!
伊豆パノラマパーク(旧 伊豆の国パノラマパーク)から眺める富士山。左側に駿河湾の海岸線が美しくカーブを描く姿が望めます(2013年1月撮影)
その中の1つが、伊豆長岡温泉の近くにある伊豆パノラマパーク(旧 伊豆の国パノラマパーク)。
伊豆パノラマパーク(旧 伊豆の国パノラマパーク)から眺める富士山。裾野が大きく広がることが良く分かります(2013年1月撮影)
山頂エリアには展望デッキを備えた碧テラスがあり、日本一深い海と日本一高い山の2つの日本一を眺めることができます。
■伊豆パノラマパーク
地図:Googleマップ
※ロープウェイメンテナンスのため、2022年6月18日より営業再開
アクセス:
<鉄道>
東海道新幹線・JR東海道線 三島駅より伊豆箱根鉄道に乗車し、伊豆長岡駅下車。
伊豆箱根バスに乗り換えて、伊豆の国市役所前バス停下車。
<車>
東名高速 沼津インターチェンジまたは新東名 長泉沼津インターチェンジより、伊豆縦貫道、伊豆中央道と進み、伊豆長岡インターチェンジへ。
インターチェンジ出口の先の側道を進んでいくと、伊豆パノラマパークの駐車場がすぐ左手に見えます。
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3.三島スカイウォーク(静岡県)
日本一の歩行者専用吊り橋と富士山を一緒に見よう!
富士山と日本で一番長い歩行者専用吊り橋、三島スカイウォークを望む(2016年1月撮影)
三島スカイウォークを渡る途中で富士山を望む(2016年1月撮影)
■三島スカイウォーク
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
東海道新幹線・JR東海道線 三島駅より東海バス 元箱根港行き、山中行きに乗車し、三島スカイウォークバス停下車。
<車>
東名高速 沼津インターチェンジまたは新東名 長泉沼津インターチェンジより、伊豆縦貫道に進み、三島塚原インターチェンジへ。
国道1号線を箱根方面に左折し、上り坂を10分程度進む。
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4.成川美術館(神奈川県)
芦ノ湖の海賊船と一緒に富士山を眺めてみよう
成川美術館から富士山を眺める。芦ノ湖の観光船と箱根神社の赤い鳥居がアクセントになります(2010年12月撮影)
成川美術館からの眺め。箱根神社の赤い鳥居と富士山、芦ノ湖の青い湖面がきれいです(2010年12月撮影)
また美術館内に展示されている日本画も見応えのあるものばかりで、ゆっくりと過ごすことができる場所ですね。
■成川美術館
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
東海道新幹線・JR東海道線 小田原駅、または新宿より小田急線ロマンスカーにて、箱根登山鉄道 箱根湯本駅下車。
箱根登山バスまたは伊豆箱根バスで元箱根港バス停下車。
<車>
東名高速 厚木インターチェンジより小田原厚木道路を経て小田原西インターチェンジへ。箱根新道・箱根峠経由または国道1号線 宮ノ下経由で元箱根へ。
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5.箱根ロープウェイ(神奈川県)
迫力の富士山に感動!
大涌谷から眺める富士山。その前を箱根ロープウェイのゴンドラが横切る姿も望めます(2013年1月撮影)
早雲山から大涌谷(おおわくだに)、姥子(うばこ)、桃源台(とうげんだい)を結ぶ箱根ロープウェイは車窓から富士山が美しく望めることでも知られています。
大涌谷から眺める富士山。富士山を正面に見据えることができます(2013年1月撮影)
場所によっては、箱根ロープウェイのゴンドラが富士山の前を横切るシーンも見ることができますよ。
■大涌谷
地図:Googleマップ
アクセス:
※大涌谷の自然研究路の散策は、事前予約により可能です。
火山ガスの発生状況によっては、ロープウェイ駅の外に出られないこともあります。
最新情報は箱根ロープウェイおよび大涌谷 インフォメーションセンターのWebサイトで確認して下さい。
<鉄道>
東海道新幹線・JR東海道線 小田原駅、または新宿より小田急線ロマンスカーにて、箱根登山鉄道 箱根湯本駅下車。
強羅行き登山電車、早雲山行き箱根登山ケーブルカーを乗り継ぎ、箱根ロープウェイで大涌谷駅下車。
<車>
東名高速 厚木インターチェンジより小田原厚木道路を経て小田原西インターチェンジへ。国道1号線で小涌谷へ向かい、県道で大涌谷へ。
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6.吾妻山公園(神奈川県)
初春の菜の花と富士山の組み合わせは必見!
二宮・吾妻山公園から眺める富士山。初春は菜の花畑の向こうに富士山を望めます(2015年2月撮影)
その中の一つが二宮町にある吾妻山公園。JR東海道線の二宮駅近くにある吾妻山の山頂にある公園で、国土交通省 関東地方整備局による「関東の富士見百景」でも第一次選定で選ばれた富士山を眺められる名所です。
二宮・吾妻山公園から眺める富士山をズームで(2015年2月撮影)
■吾妻山公園
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR東海道線 二宮駅下車、徒歩約30分。
<車>
東名高速 厚木ジャンクションより小田原厚木道路 二宮インターチェンジへ向かい、県道71号線で二宮駅方面へ進む。生涯学習センター前交差点で左折、ラディアン花の丘公園近くに町営第1駐車場があります。
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7.忍野八海(山梨県)
古民家と富士山の巡り合わせが素晴らしい
忍野八海・榛の木林資料館から富士山を眺める。池の向こうに古民家と富士山が見える素晴らしい風景が待っています(2005年2月撮影)
富士山に降った雨や雪は水となって地中に入り、伏流水となって周囲に湧き出てきます。伏流水が湧き出る場所として知られるのが全国名水百選にも選ばれている忍野八海(おしのはっかい)。文字通り湧水により8つの池があり、観光スポットとして周囲を散策できます。
富士山が世界文化遺産に登録された際、忍野八海も世界遺産を構成する資産の1つとなりました。
忍野八海・榛の木林資料館から池と古民家と富士山を眺める(2005年2月撮影)
■忍野八海
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 大月駅より、富士急行にて富士山駅下車。富士急バスで忍野八海バス停下車。
<車>
中央道 河口湖インターチェンジより、国道138号線で忍野村方面へ。
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8.本栖湖(山梨県)
お札の背景にも選ばれた静かな湖と富士山の風景
本栖湖から眺める富士山。静かな湖の向こうに富士山がそびえます(2022年5月撮影)
千円札の裏側と同じ風景を見るためには30分ほど登山道を登る必要がありますが、湖の周囲からでも美しい富士山の風景を見ることができます。
本栖湖から眺める富士山。秋は紅葉とのコラボレーションも楽しめます(2017年11月撮影)
■本栖湖
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 大月駅より、富士急行にて河口湖駅下車。富士急バス 鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バスまたは新富士駅行きに乗車し、本栖湖バス停下車。
<車>
中央道 河口湖インターチェンジより、国道139号線と国道300号線で本栖湖方面へ。
【関連サイト】
9.富士本栖湖リゾート(山梨県)
春限定、富士山と芝桜のコラボレーション
カラフルな芝桜と富士山の絶景が楽しめる「富士芝桜まつり」(2022年5月4日撮影)
カラフルな芝桜と富士山の絶景が楽しめる「富士芝桜まつり」(2022年5月4日撮影)
■富士芝桜まつり(富士本栖湖リゾート)
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 大月駅より、富士急行にて河口湖駅下車。富士芝桜まつりの開催期間中のみ、専用バス(富士芝桜ライナー)が運行されます。
<車>
中央道 河口湖インターチェンジより、国道139号線で本栖湖方面へ。
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10.河口湖・富士山パノラマロープウェイ(山梨県)
かちかち山の舞台から眺める雄大な富士山
河口湖・富士山パノラマロープウェイで登った天上山から富士山を眺める(2020年11月撮影)
富士山の周囲にある富士五湖の一つ、河口湖の周囲には富士山を眺められる絶景スポットが点在しています。その一つが河口湖・富士山パノラマロープウェイ。
遊覧船乗り場の近くにある河口湖畔駅からロープウェイで登った富士見台駅のすぐ近くに展望スペースがあり、そこからは富士山がすそ野まではっきり見える雄大な風景を目の当たりにすることができます。
かちかち山の舞台・天上山からタヌキ、ウサギと一緒に眺める富士山(2020年11月撮影)
ちなみにロープウェイがかかる天上山は、民話「かちかち山」の舞台と言われており、ロープウェイの名前も以前は「かちかち山ロープウェイ」でした。ということで「かちかち山」に因んだタヌキやウサギたちと一緒に富士山と記念撮影が可能です。
また富士見台駅から5分ほど遊歩道を上った先にあるやぐら型の展望台からも富士山を望めます。
■河口湖・富士山パノラマロープウェイ
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 大月駅より、富士急行にて河口湖駅下車。富士急行バス 河口湖周遊バス(レッドライン)で遊覧船・ロープウェイ入口バス停で下車。
<車>
中央道 河口湖インターチェンジより、国道137号線経由で河口湖北岸へ。
【関連サイト】
11.新倉山浅間公園(山梨県)
五重塔と桜と富士山を望める「日本らしい絶景」を満喫!
桜と富士山と五重塔が揃う日本らしい絶景/新倉山浅間公園(2019年4月13日撮影)
河口湖がある富士河口湖町の東隣、富士吉田市にある新倉山浅間(あらくらやませんげん)公園。
麓にある新倉富士浅間神社から、398段の「咲くや姫階段」を上った忠霊塔(五重塔)付近までが公園となっており、展望デッキからは忠霊塔(五重塔)と富士山を目の前に望むことができます。
桜と富士山と五重塔が揃う日本らしい絶景/新倉山浅間公園(2019年4月13日撮影)
ここは桜の名所でもあり、例年4月中旬になると公園内を桜が埋め尽くして「五重塔と桜と富士山」という日本らしい絶景を目の当たりにすることができます。
元々は海外からの旅行者がこの絶景を見つけてSNSで紹介したことがきっかけで人気沸騰したという新しい名所。春以外の季節でも五重塔と富士山の組み合わせは一見の価値があります。
■新倉山浅間公園
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 大月駅より、富士急行にて下吉田駅下車。公園入口まで徒歩10分
<車>
中央道 富士吉田西桂スマートインターチェンジ(ETC専用)より、国道139号線経由で下吉田駅方面へ。
【関連サイト】
- 新倉山浅間公園(富士の国やまなし観光ネット)
12.FUJIYAMAツインテラス(山梨県)
富士山と河口湖を眼下に見下ろす絶景を堪能!
FUJIYAMAツインテラス/ファーストテラスから富士山と河口湖を望む(2022年5月撮影)
FUJIYAMAツインテラス/セカンドテラスから富士山と河口湖を望む(2022年5月撮影)
セカンドテラスとファーストテラスの2つの展望台があり、どちらも富士山と河口湖を見下ろす絶景が楽しめます。アクセスにやや難があるものの、今まで登山家やハイカーが独占してきた素敵なアングルの絶景を比較的楽に見に行くことが可能になりました。
■FUJIYAMAツインテラス
地図:Googleマップ
アクセス:
<鉄道>
JR中央線 石和温泉駅、または富士急行 河口湖駅よりタクシーまたはレンタカーで芦川のすずらん群生地の駐車場へ。ツインテラス送迎バス(火曜運休)に乗り換えて終点から徒歩10分。
送迎バス運休時は林道を3km程度歩く必要があります。
<車>
中央道 河口湖インターチェンジより、河口湖大橋を渡って大石公園から若彦トンネルを越えて芦川方面へ。すずらん群生地の駐車場に止めて、ツインテラス送迎バス(火曜運休)に乗り換え。
【関連サイト】
- FUJIYAMAツインテラス(笛吹市役所)
さて、今回は12カ所の富士山を見る絶景スポットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? お天気のいい日を選んで雄大な富士山を眺めにふらりと出かけてみて下さい。
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