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1600年に及ぶ交流のまち・生野コリアタウン(4ページ目)

西暦5世紀頃の大阪は「難波津」と呼ばれた国際港で多くの渡来人が往来しました。その舞台・猪飼野は現在、日本最大のコリアタウンとなっています。1600年の歴史を持つ日韓交流のまち・生野をご紹介しましょう!

執筆者:陸奥 賢

8、弥栄神社

御幸通商店街から御幸森天神宮に戻って西に進むと、たどり着くのが弥栄神社です。桃山時代の文禄年間(1592~96年)に、出雲の熊野坐神社(現在の松江市・熊野大社)より勧請されました。社殿は熊野大社の原寸を計って、それを縮尺して建設した大社造です。明治43年(1910)に旧・岡村の御館神社(現・弥栄神社お旅所 ご祭神・仁徳天皇)が合祀されましたが、この御館神社は仁徳天皇の御弓場(的殿)の跡地だったと伝えられています。

9、鶴橋商店街

鶴橋商店街です。四方八方に路地が入り組んでいて、いかにもアジアンテイストな雰囲気がたまりません!目が廻るような迷路感覚を楽しんでください。
弥栄神社から北上すると、たどり着くのが桃谷商店街、御幸通商店街と並んで「いくのトライアングル・タウン」の一角を形成している鶴橋商店街です。焼肉店、韓国料理店などが非常に多く、夜には美味しそうな焼肉の匂いと煙が充満しますが、これは「鶴橋駅周辺のにぎわい」として、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。また飲食料品以外にも民族衣装や雑貨、小物などを扱う店舗が多数見られてエキゾチックな雰囲気が漂っています。まちあるきで、心地よい運動をしたあとは、美味しいアジアン・グルメに舌鼓を打って、ちょっとした海外旅行気分を味わいましょう!

さて、以上で猪飼野、コリアタウンのまちあるきは終了ですが、いかがでしたでしょうか? 今回、ご紹介したスポットをブラブラ歩いても約2時間ほどです。ちょっと通好みな大阪観光ですが、ぜひ大阪あそ歩のマップを片手に、「異文化のまち・コリアタウン」を散策してみてください。
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