大人の社会見学３！大阪ベイエリアクルーズ(2ページ目)

大阪湾周遊クルーズ

ご存知「さんふらわあ」です。大阪湾では、貨物船だけではなく、大型フェリーなども行き来しています。

波が静かで穏やかな内海（大阪湾）の、ほぼ中心に位置する大阪港は、奈良や京都に近いこともあって、古くから良好な港として栄えました。現在でも年間約6900隻もの外国船が入港して、近畿経済圏を支える日本有数の国際貿易港です。大阪港が支える近畿経済圏のGDPは全世界のGDPの約2パーセントを占めていて、これは先進国一国分の経済規模に匹敵するとか。

船体に「住友大阪セメント」と書かれていました。セメントを運ぶ船のようです。窓ガラスから手をふると船員が手をふってくれました。

クルージングといいますと、自然を満喫するものですが、夢咲クルージングでは産業観光ということで、工場施設や港湾施設を見学するというじつに大人向けの渋いクルージング。陸地からだと立ち入り禁止で見えないものも、海側からではよく見えます。超巨大なクレーンや、よくわからない金属の山や、国内外のコンテナ船などとよくすれ違います。

とくに見物が大阪の橋で、さすが大阪は「水の都」「なにわ八百八橋」の都。「港大橋」「かもめ大橋」「此花大橋」「天保山大橋」「夢舞大橋」など、大型船が潜り抜けられるように高く架けられた巨大橋が目白押しです。常日頃は車で橋の上を通っているだけで、よくわかりませんが、海上から見ると、その巨大さには唖然とさせられます。ガイドは別段、橋マニアではないのですが、その多様さとシルエットの美しさには感動すら覚えました。

スウェーデンの大手家具店「イケア」（IKEA）です。2008年8月1日に大阪市大正区鶴町に出来ました。海から眺めるとまた違った印象を覚えます。

また大阪湾クルージングが他の港湾施設とちがって面白いのは、なにわの海の時空館、WTC、ATC、海遊館、天保山大観覧車、USJなど、さまざまなレジャー施設も集積していて、それを観察できるところ。工場から遊園地まで。大阪湾の多様性と、市民に愛されている大阪港というのが身に染みてわかります。

約1時間ほどクルージングして、ATCコスモスクエアに帰ってくると、大阪産業観光ツアーは無事に終了。なかなか普段は見られない貴重な光景ばかりで、新鮮なクルージングでした。大阪ベイエリアのちょっと通好みな遊び方として、オススメです。

※今回の大阪市広報船「夢咲」は大阪市港振興局にお申込みすれば乗船可能ですが、大阪港を満喫する定期便のクルージングとしては、大阪水上バス「サンタマリア」（デイクルーズ　大阪港めぐり50分コース　大人1600円・小人700円）などもあります。詳しくは公式サイトをご覧下さい。

＜DATA＞
■大阪市広報船「夢咲」
○乗船場所：天保山西岸壁
○希望日の受付：乗船を希望される月の2ヶ月前に電話にて受付
○定員：原則15名以上48名までの団体
○決定の連絡：月末に抽選(希望日が重なっている場合)を行い
　　　　　　　あくる月の業務初日に電話で結果の連絡をします。
○資料費：1団体1航海につき一律10000円
○出航時間：月・水・金　15：00～16：00の1時間
　　　　　　火・木　13：30～14：30の1時間
○運休日：土曜・日曜・祝祭日
○問合先：06-6615-7600
　　　　　社団法人大阪港振興協会
　　　　　〒559-0034　大阪市住之江区南港北WTCビル45Ｆ
○HP：大阪港振興協会　見学船情報