大人にも社会見学のときめきを!
「大阪産業観光ツアー」体験レポート!

さる9月某日。大阪商工会議所が主催する「大人にも社会見学のときめきを!大阪産業観光ツアー」(大阪ガス・読売新聞コース)に参加しました。中小企業の多い町・大阪は、多種多様な会社や工場の宝庫で、さまざまな分野の「ものづくり」の現場を体験することが出来ます。今回のガイド記事は、その体験レポートをお送りしましょう。

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大阪ガス ガス科学館

「ガス科学館」です。大阪ガスの工場敷地内にあります。実際のものづくりの現場である工場内に企業ミュージアムを併設というのは日本全国でもあまり例がないそうです。
大阪ガス(株)のガス科学館(大阪府高石市高砂3丁目1番地)は「地球環境の保全とエネルギーの有効利用」をテーマにして、クリーンエネルギーの天然ガスについて、楽しく学べるという企業ミュージアムです。

天然ガスを含む海底砂岩です。すこぶる貴重な現物資料でしょう。持ってみると意外と軽いのが印象的でした。
ミュージアムに入ると、まず最初は天然ガスについて、実物の資料や映像ビデオなどを用いて、わかりやすく解説してくれます。とくにガイドが驚いたのが地下2000mの海底から採掘したという砂岩で、じつは天然ガスは、こうした砂岩に含まれているとか。

LNGタンカーの模型です。LNGとは「液化天然ガス」のこと。気体を凍らせて液体に変化させるわけで、それを大型タンカーで運びます。
天然ガスと聞くと誰でも「気体」を想定すると思いますが、じつは砂岩を採掘して、そこから抽出するそうで、また気体のままでは体積が膨大になるので、マイナス162度以下に冷却して液化して(こうすることで体積が600分の1になります)タンカーで運ぶそうです。

液化天然ガスの貯蔵庫の一部分。こちらのパイプに海水を通して、その水温で液化天然ガスを解凍(もう一度、気体に)します。
とくに面白かったのが、天然ガスは本来「無味無臭」だそうで、都市ガスに加工するさいに、わざと薬品で「ニオイ」を添付しているそうです。ガスが無味無臭だと漏れても周りに解らないわけで、こうして付臭することで、すぐにニオイでガス漏れが判別できるようにしているわけです。あの不快なガス臭さが、「じつは我々の身の危険を守るためのもの」と聞かされると、妙に親しみ(?)が沸くから不思議です。