2007年12月9日からドイツ鉄道の路線、時刻表、料金体系が変わりました。最も大きな変化は国際列車がこれまで以上に充実し、近隣諸国への移動がますます便利になったこと。ミュンヘン―パリ間の新TGV路線や、ハンブルク―コペンハーゲン間の新ICE路線の開通など、旅行者にとってうれしいことがいっぱいです。そこで今回は、ドイツから電車で気軽に行ける近隣諸国へのルートをまとめてご紹介します!

ミュンヘン―パリ間にTGV路線が開通!

パリの市庁舎
パリの市庁舎。ドイツ各地からパリへもますます気軽に行けるように
今年6月にはフランクフルト―パリを結ぶTGV路線と、シュトゥットガルト―パリを結ぶICE路線が開通し、共に片道4時間足らず(直通)で行けるようになりました。開通から半年の間に、約50万人がこれらのルートを利用したとのこと。

そして先日12月9日にはついにミュンヘン―パリ間のTGV路線も開通しました。現在は1日1往復の運行で、所要時間は約6時間15分(直通)。これまでより2時間も短縮されました。8時間もかかるとなると、なかなか電車では行きづらく、ガイドも以前ミュンヘンからパリへ旅行した時は、当然のように飛行機で移動しました。でも6時間ちょっとなら、電車での移動も車窓を楽しみながら疲れすぎない程度にできるはず(もちろん長旅には変わりありませんが)。

途中停車駅は、ミュンヘン→アウクスブルク→ウルム→シュトゥットガルト→カールスルーエ→ストラスブール(フランス)→パリとなります。

料金の方もかなり魅力的で、片道39ユーロからのお得な切符が用意されています。このチケットは販売数に限りがあるので直前だと買えないこともありますが、早めに計画すればお得な旅が可能です。(ミュンヘン―パリ間だけでなく、他の多数の路線でこの割安チケットが用意されています。詳細は次のページに掲載。)


ハンブルク―コペンハーゲン間にICE路線が開通!

ハンブルク中央駅
ハンブルクの中央駅。ここからコペンハーゲンまで約4時間半で到着!
ハンブルク―コペンハーゲン間にも、今月から新しいルートが開通しました。ドイツからデンマークの首都コペンハーゲンへICEが走るのは初めてのこと。

ハンブルクから北上しリューベックを通って、ドイツ・デンマーク間のフェーマルン海峡を渡り、コペンハーゲンに到着します。所要時間は約4時間半。バルト海を眺めながら北欧へ向かう旅というのも情緒があっていいですね。このルートの切符は、片道29ユーロから買えます。


ドイツ鉄道の新料金

利用者にとってうれしくないニュースですが、今月から値上がりしたドイツ鉄道の料金を少しチェックしておきましょう。

  • 切符の料金は近距離・遠距離区間共に、平均2.9%の値上がり。


  • 座席予約料金はこれまでより50セント高くなり、自動券売機・インターネットでの予約時は2ユーロ(1等車は3ユーロ)、窓口では4ユーロ(1等車は5ユーロ)に。


  • 週末にドイツ全国の近距離列車が乗り放題になる「ウィークエンドチケット」は、これまでの33ユーロから35ユーロに。また多くの州の「周遊チケット」も1~2ユーロの値上がり。※これらのチケットについての詳細はこちらのガイド記事をご参照ください。


  • 次のページでは、ドイツ各地から近隣諸国の各町へお得に行けるルートを一挙にご紹介します!