今、世界中で注目されている白クマの赤ちゃん“クヌート(Knut)”。昨年末にベルリン動物園で生まれたかわいい白クマちゃんを一目見ようと、動物園には毎日多くの人が押し寄せ、ドイツは今“クヌートブーム”に沸いています!

※クヌート誕生から1年後、ニュルンベルク動物園で生まれた白クマの赤ちゃんについてはこちら!
第2のクヌート!ドイツでまたまたシロクマベビー誕生

母親に育児放棄され、哺乳瓶で育ったクヌート

白クマの赤ちゃん”クヌート”
ベルリンで生まれた白クマの赤ちゃん”クヌート” (C)Zoo Berlin
“クヌート”と名づけられた白クマの赤ちゃんは、昨年12月5日にベルリン動物園で生まれました。ベルリンで白クマの赤ちゃんが無事生まれたのは、実に33年ぶりとのこと。母親はカナダ生まれの“トスカ”、父親はミュンヘン生まれの“ラース”。しかし母親トスカが育児放棄をしたため、クヌートは動物園の飼育チームにより育てられることに。安楽死の議論が起こる中、ベルリン動物園は人の手で育てる道を選びました。

生まれたての頃は保育器に入れられ、慎重に様子が見守られていました。初めは非常に不安定な状態でしたが、クヌートは死の危機を乗り越えます。生後16日目には片方の目が、その数日後にはもう片方の目も開き、哺乳瓶で与えられるミルクの量も日を追うごとに増加。白クマの赤ちゃんはすくすくと成長していきます。現在クヌートは約4ヶ月。誕生時は810gだった体重も、12Kgにまで増えました。


クヌート初公開から、動物園を訪れる人の波は衰え知らず!

白クマの赤ちゃん”クヌート”
クヌートは動物園の大人気者! (C)Zoo Berlin
3月23日に初めてジャーナリストに公開され、翌日からは一般来場者もこのかわいいクヌートを見ることができるようになりました。それ以来クヌート人気はとどまることを知らず、ベルリン動物園には毎日多くの人々が押し寄せています。先週末の前後はイースター(復活祭)の休暇期間だったのですが、その5日間にクヌートを一目見ようと訪れた人の数は10万人! 今年のイースター旅行の行き先は、クヌートを理由にベルリンにしたという人がたくさんいたそうです。

テレビでは、「バイエルン(ドイツ南部)から、クヌートのためにわざわざ来たんだよ!」という家族が大興奮でインタビューに答えていました。もう“大スターの追っかけ”みたいなノリですね。そう、クヌートは今、ドイツで最も人気のあるスターとなり大旋風を巻き起こしています。かわいらしいクヌートの様子を伝えるテレビ番組がいくつも放送され、専用のホームページではクヌートの成長ぶりや写真がたくさん公開されています。そこには、毎日更新される「クヌートブログ」まであるんですよ。

白クマの赤ちゃん”クヌート”
サッカーボールにしがみつくクヌート (C)Zoo Berlin
Tシャツやお菓子などのクヌートグッズが販売され、クヌートソングが作られ、本当にこの熱狂ぶりはすごいものです。誕生時から付きっきりで世話をしている飼育係のデルフラインさんも、今や有名人。クヌートはデルフラインさんに非常になついていて、かなりの「パパっ子」だそう。でも徐々に「親離れ」をさせるため、デルフラインさんと過ごす時間を少しずつ減らしていかなければなりません。デルフラインさんはイースター前に5日間の休みを取ったそうですが、クヌートが「パパ」を探し、叫び続けたため、デルフラインさんは予定より早く動物園に戻ってこなければならなかったそうです(笑)。

次のページでは、クヌートが公開される時間、クヌートのかわいい姿がたっぷり見られるサイトをご紹介します!