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ドイツのイースター、旅行者はココに注意!

春のキリスト教行事、イースター(復活祭)がもうすぐやってきます。イースター期間はお店が閉まり、電車も混雑するので要注意!ここではそれらの注意点の他、イースターグッズや春のお天気についてもご紹介します。

執筆者:カルカ 麻美

クリスマスに次いで重要なキリスト教の行事、イースター(復活祭)。ドイツ語では「Ostern(オースターン)」と言います。イースターの日程は毎年変動し、今年2007年は4月6日(金)~9日(月)。この期間、お店の営業時間や鉄道の状況が普段とはかなり異なるので、注意が必要です。また、春は1年で最も天候が不安定になる季節。その点についても心構えをしておきましょう。

タマゴ、ウサギ……町はイースターグッズでいっぱい!

イースター(復活祭)
ウサギやタマゴのイースターグッズが春らしくディスプレイされている

「イースターの鐘」
「オースターグロッケ(イースターの鐘)」と呼ばれる水仙の花。春になると、町の至る所で見られます
イースターを数週間後に控え、今ドイツの町は春の花と共に、イースターグッズであふれ返っています。タマゴやウサギは「豊かな実り」のシンボルとして、大昔からイースターの時期に飾られてきました。チョコレート屋さんやスーパーでは、タマゴやウサギの形をした様々なチョコレートがたくさん売られています。これらのかわいいチョコレートはこの時期ならでは。お土産にすると喜ばれそうですね。

また素敵な模様がペイントされたタマゴを飾るのも、イースターの習慣。お店では、グッズ的な手軽なものから、ちょっと手の込んだ工芸品のようなものまでいろいろ売っています。お気に入りの模様が見つかったら、旅の記念に持ち帰ってみてはいかがでしょう?


イースター期間の営業状況

イースター(復活祭)
ミュンヘンの歩行者天国。イースター連休の間はショッピングがほとんどできないので注意!
イースター4連休の間でショッピングができるのは1日だけ。イースターの祝日は以下の通りです。

4/6(金) 聖金曜日
4/7(土) 通常の日(祝日ではない)
4/8(日) イースター日曜日
4/9(月) イースター月曜日

間の土曜日は祝日ではないため、この日だけはお店も普通に営業しています(個人商店はイースター期間を通して休みの場合もあり)。それ以外の3日間は祝日なので、お店は完全に休み。ドイツの日曜・祝日は、駅のお店と、ごく一部の例外を除いて徹底的に休業となるので、ショッピングはできません。イースター中にドイツを旅行する場合は、このことを考慮してプランを立てましょう。(参考:ガイド記事「ドイツのお店・銀行・郵便局の営業時間」)

美術館・博物館、お城などの開館状況は場所により様々。イースターの祝日に関係なく通常通りの開館時間だったり、例えば聖金曜日だけ休みだったり、逆に通常は毎月曜が休みだけれどイースターの月曜日は特別に開いていたり。そのため事前に確認してから行きましょう。

※イースター連休の日にちそのものは毎年移動しますが、曜日はいつも金曜~月曜の4日間となり、祝日の状況は毎年同じです。

次のページでは、イースター期間の電車の状況とドイツの春の気候についてお話します。春は天気が変わりやすいので要注意!
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