ドイツの営業時間は曜日によって違ったり昼休みがあったりと、日本とは基本的に異なります。ショッピングのほか、両替をしに銀行へ行ったり、切手の購入やおみやげ物を予め自宅へ送る際に郵便局へ行ったりすることがあると思います。行ってみたら閉まっていた……ということがないように、ここで営業時間を把握しておきましょう。
お店の営業時間
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ショッピングは平日に! |
ドイツのお店は
日曜日は完全に休みとすることが法律で定められています。休みの日こそ稼ぎ時とされる日本から来るとちょっと不思議な感じがすると思いますが、日曜日は銀行や郵便局はもちろん、全てのお店が閉まっています。そのため街中の雰囲気は、平日とは打って変わってものすごく静か。散歩をしている人、ウィンドウショッピングを楽しむ人の姿はちらほら見かけますが、それもごく少数なので町が眠ってしまったかの印象を受けることと思います。
日曜が定休日なので、どこのお店でも基本的に月~土曜は休みなく営業しています。営業時間は9~10時の間に開店、20時閉店、というのが基本。お店によっては
土曜は早め(18時ごろ)に閉めるところもあり、小さな町や、大都市でも個人商店などは平日も18~19時ごろ閉店というところが多いです。
銀行・郵便局は昼休みをとるところも多い
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昼休みをとるところも多い郵便局 |
銀行は日本と同じく土・日がお休みです。月~金曜の営業時間は午前中は9時前後~12時30分/13時まで、
1時間の昼休みをはさんで、午後は13時30分/14時~16時前後までというのが一般的。
木曜は通常より1~2時間遅くまで営業するところが多いです。また大きな支店では営業時間が長かったり、昼休みがなかったりする場合もあります。
郵便局は日曜が休み、土曜はお昼までです。平日は街中の大きめのところであれば8時/9時~18時/19時まで通しで営業。それ以外は12時~15時の間に1~3時間の昼休みをとるところが多いです。
木曜や土曜が変則的な営業時間なのは昔からの名残りです。以前は平日は18時ごろ、土曜はお昼すぎにお店がみんな閉まってしまいました。でもそれでは働いている人が買い物をするチャンスはほとんどありません。それで木曜日だけは特別に遅くまで営業されていたのです。少しずつ営業時間が長くなり、平日だけでなく土曜日も20時まで営業が許可されるようになったのはつい数年前のこと。今でも銀行のほか、美術館などでも木曜の開館時間が通常より長いところが多いです。
お店が休みの日曜日に何をするか?
お店がみんな閉まっていてショッピングはできないし、閑散とした町を歩いてもあまり面白くないので、日曜日は迷わず
美術館・博物館、またはお城見学にあてましょう! クリスマスや特定の祝祭日以外は日曜も開いていて、定休日は月曜のところが多いです。同じようなことを考える人が多いので日曜は混みがちですが、短い旅行期間の中ではこのようにプランを立てるのがやはり効率が良いでしょう。また基本的にレストランやカフェは日曜も営業しています。
日曜日にどうしても必要なものがある場合
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困ったときは中央駅で最低限のものは手に入ります。 |
食料品なら日曜日でも手に入れることができます。普通のスーパーマーケットは全て閉まっていますが、ある程度の規模の町では中央駅(その町で1番大きな駅)に小さな食料品店があり、年中無休でやっています。またガソリンスタンドには、日本のコンビニのように24時間営業しているミニショップが併設されています。ただし普通のスーパーよりかなり割高で、ガソリンスタンドなので街中にはあまりなく、コンビニのような手軽さはありません。ただ「ガソリンスタンドで最低限のものは買える」ということを覚えておくと、役立つこともあるかもしれません。
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