ミュンヘン/ミュンヘン基本情報

芸術とビールの町ミュンヘン(2ページ目)

W杯開幕戦の行われるミュンヘンは、数多くの美術館や教会、レジデンツなど観光スポットが満載。ここでは、その中でも特にオススメの場所をご紹介します。

執筆者:カルカ 麻美


ミュンヘン市内には豪華なお城が2つ

アンティクヴァリウム
レジデンツ内にあるルネサンス式ホール「アンティクヴァリウム」
ミュンヘンの中心部にあるレジデンツ(Residenz)は、1385年の築城から1918年までヴィッテルスバッハ家(700年以上にわたりバイエルン公国を支配した王朝)の居城でした。常に増改築が繰り返されたため、ルネサンス、ロココ、バロック、古典主義の各様式が混在しているのが特徴。現在は博物館として公開されていています。丸天井のフレスコ画が豪華なルネサンス式のホール、アンティクヴァリウム(Antiquarium)は一見の価値あり。

ニュンフェンブルク城
庭園も美しいニュンフェンブルク城
中央駅からトラム17番で20分ほど行ったところにあるニュンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)は、バイエルン選帝侯の夏の離宮として建てられたバロック式のお城。ここはルートヴィッヒ2世が生まれたところでもあります。有名な美人画ギャラリー(Schönheitsgalerie)は、ルートヴィッヒ1世(ルートヴィッヒ2世の祖父)が描かせた36点の美人画コレクションで、その美しさは女性でも見とれてしまうほど。昔の美女たちを見るのは何とも興味深いものです。

ミュンヘンが「ビールの町」の訳

ミュンヘンのビール
左から、白ビール(ミュンヘン特有のまろやかな小麦入りビール)フランツィスカーナー、ホーフブロイハウス、アウグスティーナー、レーヴェンブロイ
ドイツがビールの国であることはみなさんもご存知のとおり。全国各地に1,274のビール醸造所がありますが、そのなんと半分以上がバイエルン州に存在します。ミュンヘンはそのバイエルン州の州都。毎年秋には世界的に有名なビール祭りオクトーバーフェストも開催され、ミュンヘンとビール文化はまさに切っても切り離せない関係です。またミュンヘンのレストランで出てくるビールの普通サイズは0.5リットル。この町の人々は、とにかくよくビールを飲むのです。

市内にはミュンヘンのビール醸造所直営のビアホールがたくさんあります。最も有名なのはホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)。毎日バイエルン民俗音楽の演奏が行われ、歌って踊って大騒ぎのホール内は、年中オクトーバーフェストといった感じです。お祭り好きの人にはとても楽しい空間だと思いますが、来ているのは大半が観光客です。

アウグスティーナー・レストラン
アウグスティーナーのビアホール&レストラン
その他、地元でよく知られているのはアウグスティーナー・ケラー(Augustiner-Keller)やレーヴェンブロイ・ケラー(Löwenbräukeller)などのビアホール。レーヴェンブロイは日本でも飲むことのできるドイツビールなので、知っている人も多いのでは? アウグスティーナーは、ミュンヘン市民の間で大変人気のあるビールメーカー。旧市街の歩行者天国にも、アウグスティーナー・グロースガストシュテッテン(Augustiner-Großgaststätten)という大きなレストラン・ビアホールがあり、こちらもバイエルンの雰囲気をたっぷり味わえる所です。

次はW杯スタジアムとファン・フェスト情報です。
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