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市壁に囲まれたニュルンベルク

W杯日本vsクロアチア戦の行われるニュルンベルクは、茶色の建物で統一された素敵な町。旧市街にはおもちゃ博物館、カイザーブルク(城)など見どころがいっぱいです。

執筆者:カルカ 麻美

ニュルンベルク
ニュルンベルクの素敵な町並み © Verkehrsverein Nürnberg e.V.
約950年の歴史を持つニュルンベルク。ドイツ南部に位置する人口50万人のこの都市では、2006年W杯「日本vsクロアチア」の試合(6月18日)が行われます。旧市街が市壁に囲まれ、その壁の随所に数多くの塔が残る、茶色の建物で統一された町。教会を見たり、ショッピングをしたりしながら歩くだけでも町の雰囲気を楽しめますが、お城や博物館など、観光スポットもたくさんあります。記事の後半ではW杯に関する情報もご紹介しますので、現地に行く方は要チェックです!

旧市街をのんびり歩きながら見どころをチェック

中世職人広場
中世の町を再現した職人広場 © Verkehrsverein Nürnberg e.V.
旧市街に入ってすぐ左手にある中世職人広場(Handwerkerhof)。木組みの家々が立ち並び、中世の小さな町が再現された空間には、伝統的な手工芸のお店が集まっています。すず製品、革製品、ガラス工芸、陶器、アクセサリーなど、ショーウィンドウを見ながら歩くだけでも楽しいですが、せっかくですからドアを開けて小さなお店の中に入ってみましょう。どこでもみんな、にこやかに迎えてくれます。

ここには町の名物ニュルンベルガー・ソーセージのレストランもあります。これは長さ8cmほどの細い焼きソーセージで、レストランでは6本、8本、10本・・・といったように、好きな本数だけ注文することができます。付け合わせはポテトサラダかザワークラウト(キャベツの酢漬け)から選択。このレストランはソーセージの味、かわいらしい店内の雰囲気ともにオススメです。ランチなどに立ち寄ってみてはいかがでしょう?

中世職人広場を出たら、ケーニヒ通り(Königstraße)を歩いて町の中心へ向かいましょう。聖ローレンツ教会(St.Lorenzkirche)を過ぎ、川を渡ると、中央広場(Hauptmarkt)に到着。正午に動き出す仕掛け時計があるフラウエン教会(Frauenkirche)の他、美しの泉(Schöner Brunnen)がこの広場の観光ポイント。40体の彫像で飾られた豪華な泉は鉄柵で囲まれており、その柵の1箇所に真鍮の輪がはめられています。これを3回回しながら願い事をするとその願いが叶うという言い伝えがあり、いつも誰かがこの輪を回しています。少し高い位置ですが、ぜひ手を伸ばして試してみましょう!

神聖ローマ帝国の歴代皇帝が住んだカイザーブルク

カイザーブルク
丘の上に立つ古城カイザーブルク © Verkehrsverein Nürnberg e.V.
中央広場からさらに北へ進むと、丘の上に立つ古城、カイザーブルク(Kaiserburg)が見えてきます。1050~1571年の間、神聖ローマ帝国の全ての皇帝が一度は必ず住んだというお城。皇帝の住居部分、二重の礼拝堂、皇帝の井戸などが見学できます。また、塔に上るとニュルンベルクの町が見渡せ、素晴らしい景色に出合えます!(私は初めて行ったとき、あまりに感動して塔に2回上りました。)

次のページでは、ニュルンベルクならではの博物館、W杯会場の情報をご紹介します。
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