家庭菜園/家庭菜園関連情報

ラベンダー植栽のヒントをイギリスに学ぶ(2ページ目)

日本でもすっかり定着したラベンダー。どんな風に植えれば、より、お庭の中で引き立つのか?その答えは「シンプルが一番!」でした。イギリスで見てきたお庭から、ラベンダーを植える際のヒントを紹介します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド



あくまでもシンプルに

コッツウォルド地方の町では、ごく普通のお宅でも、家の前にちょっとしたお庭があって、それぞれに好きな植物を植え、いつもきれいに手入れされているということはご存知の方も多いでしょう。ですから、ごく小さな街を歩いているだけで、とても参考になることがたくさんあります。
玄関先にラベンダー

例えば、この写真。玄関脇の塀の部分にプランターを設けて、そこにラベンダーだけを植えています。こんな風にお庭がなくても、ちょっと植物が植えられる部分をつくるだけで、建物の雰囲気も変わりますね。

塀沿いにラベンダー
こちらは、石積みの塀と歩道の間に、やはり、シンプルにラベンダーのみを植えている例です。

このようなスペースがあるとつい、いろいろなものを植えたくなってしまうのですが、ラベンダーに限っていえば、シンプルに、一種類で植えることがコツだといえます。こうすると、植物そのものも美しく見えるし、建物の美しさを引き立てる効果があります。また、玄関先や歩道沿いにラベンダーを植えると、道行く人を、見た目だけでなく、香りでも楽しませてくれる効果が期待できます。


白い構造物が映える

それから、今回の旅で、改めて発見したのは、「ラベンダーには白い構造物がよく映える。」ということでした。そういえば、ウィンブルドンのロゴマークでも、キリっと効果的に見えるラインや文字の色は白ですね。緑+紫+白は、お互いを引き立たせる組み合わせといえそうです。

アイボリー看板の上のラベンダー
アイボリーの看板の上に、ちょこっと載せられたラベンダーのプランター。一見、なんでもないことのように見えますが、アイボリーの地にグリーンの文字が描かれた看板に程よくマッチしていて、このお店のかわいらしい雰囲気を演出するのに一役買っています。


こちらは、バートンハウスガーデンというプライベートガーデンで見た、白いカップ型のプランターとの組み合わせ。
カップ型の鉢とラベンダー

高貴なイメージの色でもある紫のラベンダーは、このように上品な形のオブジェと組み合わせることで、より、ゴージャスなイメージを演出するのに一役買っています。

シンプルが一番と知りつつも、「やっぱり他のお花と組み合わせてみたい!」という方は、次のページをご参考に。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます