エアコンとの上手な付き合い方
良い眠りをもたらすためには、もちろん、寝室の温度と湿度の管理もかかせません。室温25度、湿度50%ぐらいが、最も眠りに適している環境だといわれています。
外の空気を取り入れることで上記の環境が作れないような都市部では、いくら「電気代がかかる」「体によくない」といわれていても、やはりエアコンに頼らざるを得ません。
「エアコンを上手に使うためには、フィルターのお手入れも忘れずに」 |
ですから、エアコンとの上手な付き合い方が、快眠を得るための大事なポイントとなってきます。
まずは就寝時間の少し前にベッドルームにエアコンをつけて、快適な温度にしておきましょう。部屋が乾燥しすぎると思うときには、濡れたタオルを部屋の中にかけておくと、のどが痛くなりにくいです。
そして、そのエアコンをいつ止めるかが、また悩ましいポイント。
「夜中にエアコンが切れて室温があがると、暑くて目が覚めてしまう」
というのはご経験のある方も多いでしょう。
先日発表された環境省の調査でも、午前0~5時の室温が28度以上あった場合に約3割、30度以上あると約5割の人が、暑くて目が覚めてしまう、というデータがでています。
しかし、だからといって室温設定を25度にしたまま、エアコンを夜中のあいだつけっぱなしにするのは、かえって快眠の妨げになります。
眠り始めと比べると、明け方には人の体温は少し下がっているので、ずっと同じ室温でも、冷えすぎてしまうのです。
外の気温やお部屋のつくりなどによっても、エアコンが切れたあとの室温の上がり方も違うので、それをよく見極めたうえで、エアコンのタイマー設定をすることが大切です。また、室温を高めに設定していても、扇風機と併用することで涼しさを感じることがありますので、このふたつを上手に使うことで、お部屋の快適温度を保つことができます。
そして、夫はキンキンに冷えた部屋が好き、妻は寝苦しくない程度の温度でいいと意見が分かれた場合、やむなく夫婦別室になってしまいます。
その時は必ず夏季限定というお約束をすることが大切。
そして別室にした場合は、どちらかが歩み寄る夜を週1度はつくりましょう。
別室を長期間継続すると、一緒に寝たくても、言い出しにくくなります。
「水曜の夜だけは、私があなたに合わせるわ。ウフン」と、決まりを作ることがセックスレス回避の小技です。
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