低物価だが幸福度が高い、マレーシア魅力の源泉

「なぜ、マレーシアが注目されるのか?」。円弱、原油高傾向で、海外ロングステイブームが急速に冷え込むなか、マレーシアは唯一、人気を独走しています。さまざまな客観的データから、マレーシアの魅力の源泉を紐解いてみました。

食品価格が安い都市・世界第二位にクアラルンプール
屋台
食材ばかりか屋台料理も旨くて安い
UBSが発表する Prices and Earnings 2006 によると、「食品価格の最も高い都市」第一位は東京で、チューリッヒ(スイス)、ソウル(韓国)、オスロ(ノルウェー)と続きます。
それに対して、「食品価格の安い都市」は、第一位にムンバイ(インド)、そして第二位にマレーシアのクアラルンプールがつけています。
近ごろでは小麦の値上げも世界的なこととして問題になっていますが、東京の小売価格と比較をすれば、クアラルンプールでは約4分の1の値段。牛乳も半値で購入できるのがマレーシアの特徴です。

家賃が世界一安いクアラルンプール
メッカ
イスラム教徒が多いマレーシアではホテル客室にもメッカの方向を示す印が
前出のUBS調査「世界のアパート家賃(一ヵ月の賃料)の比較」でも、マレーシアの暮らしやすさを実感することができるでしょう。2LDK・中級アパートの家賃で都市別に比較をすると、もっとも安い都市第一位はクアラルンプール(約3万円)。ちなみに、フィリピン・マニラは、第三位(約5.5万円)です。
東京(約20万円)は家賃が高いとお考えでしょうが、為替の影響もあり、上位十位に顔を現わしていません。家賃高第一位は英国・ロンドン(約48万円)、第二位は香港(約46万円)、第三位米国・ニューヨーク(約43万円)の順です。

KLは総合ランキング「生計費の安い都市」でナンバー1
モノレール
公共交通機関が発達するKL市内
食品や家賃だけではありません。その他物品、そして公共料金や各種サービスも総合的に加味して調査した結果、「生計費の安い都市」では、クアラルンプールが堂々第一位。ちなみに生計費が安い上位十都市には、インド・デリー(第三位)やフィリピン・マニラ(第四位)、中国・上海(第七位)、北京(第九位)、中欧、南米の都市が名を連ねます。
逆に、「生計費の高い都市」を降順すると、ロンドン(英国)、ニューヨーク(米国)、オスロ(ノルウェー)、東京(日本)、チューリッヒ(スイス)、コペンハーゲン(デンマーク)、ダブリン(アイルランド)、シカゴ、ロサンジェルス(米国)がトップ10となります。

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