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駐在員やその家族に多い「うつ病」の恐怖

ストレス過多の時代。わたしたち一般生活者の8人にひとりの割合で「うつ病」の可能性があるといわれています。駐在員やその家族に多いうつ病。近ごろでは経済発展めざましい中国で心を病む日本人が増えています。

千葉 千枝子

千葉 千枝子

旅行 ガイド

淑徳大学経営学部観光経営学科学部長教授。中央大学国際観光コース兼任講師。NPO法人交流・暮らしネット理事長。運輸・観光全般の論評、執筆・講演、テレビ・ラジオ出演などジャーナリスト活動を行う。日本記者クラブ・日本観光研究学会会員。ファイナンシャルプランナー、総合旅行業務取扱管理者ほか有資格。

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8人にひとりが「うつ病」の時代

ストレス過多の時代。わたしたち一般生活者の8人にひとりの割合で「うつ病」の可能性があるといわれています(ファイザー製薬調べ)。中高年者の自殺が近年増加していますが、うつ病との因果関係が考えられるケースは、自殺者の約半数にのぼるといわれており、早期発見・早期治療が叫ばれています。

失敗
一般生活者の約12%がうつ病といわれる日本人
これは、日本国内に限ったことではありません。海外へ赴任した駐在員やその家族も同様に、うつ病を患うひとが増えています。企業のグローバル化にともない、海外での事業も拡大、散逸していることから、ひと昔前の駐在員事情とは異なっているのが特徴です。日本人比率が低い事業所や地域への赴任も、珍しくない時代。慣れない海外生活や職場環境の変化、言葉の壁、習慣の違い、狭い日本人社会での人間関係などが引き金となり、気分がふさぎ、うつ病を発症するひとが後を絶ちません。

【INDEX】
P2…中国の駐在員に多くみられる「うつ病」
P3…メンタルクリニックや産業医に相談を


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