ロングステイ/ロングステイ関連情報

鴨川房総エリアで国内・海外デュアル移住(4ページ目)

日本の空の玄関口・千葉県の郊外には、美味しい地魚が獲れる海と里山の自然が現存しています。移住やロングステイに国内外の垣根がなくなりつつある今、滞在におすすめの鴨川天津小湊エリアを紹介します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

房州の里山で棚田オーナーになる、歴史探訪をする

房総エリアのなかでも、観光資源が豊富で地魚も美味しいエリアといえば、鴨川天津小湊地区です。夏の海水浴シーズンともなれば、たくさんのファミリーで賑わいをみせるこのエリアは、サーファー移住をする若者もいて海のイメージが強いのですが、歴史探訪に絶好の社寺仏閣や懐かしい里山の風景に癒されるシニアも少なくありません。安房の暮らしの魅力を、いくつかご紹介します。

大山千枚田で棚田オーナーになる
千枚田
ライステラスの美しい光景が鴨川に
「全国棚田サミット」の開催地にもなった 大山千枚田(鴨川市横渚地区)は、里山の美しい風景をそのままに、地元NPO大山千枚田保存会が中心となって、積極的な保全活動が行われています。また、棚田オーナー制度を導入して、田植えや収穫を実践する取り組みを行っており、県内はもとより、東京や神奈川、埼玉など県外からも多くのひとが訪れています。この棚田オーナー制度の受付は、毎年10月下旬から1月にかけて行われ、人気もあることから、抽選になるのが通例。詳しくは、NPO法人大山千枚田保存会まで。

日蓮聖人のふるさとを訪ねる
誕生寺
日蓮聖人ゆかりの地「誕生寺」の幼像
鴨川市天津小湊一帯は、日蓮聖人ゆかりの地ということもあり、社寺仏閣が多く、歴史好きにはたまらないエリアです。800年近い歴史がある「誕生寺」はじめ、日蓮聖人の両親を祀った「妙蓮寺(みょうれんじ)・両親閣」、「岩高山(がんこうさん)・日蓮寺」、「清澄寺」など、見どころも豊富。昭和天皇が行幸したことでも知られる「妙(たい)の浦」や鯛の浦遊覧。さらに12世紀のころ、源頼朝が房州へと逃れた際に戦勝祈願のため立ち寄ったとされる「天津神明宮(あまつしんめいぐう)」など、見どころも豊富です。

こうした歴史的名所を、詳細な説明つきで無料で案内してくれるボランティアガイドもいます。詳しくは、鯛のまちボランティアガイド協会まで。


海外移住やロングステイのブームの草創期に、海外で暮らしたシニアたちのなかには、ご自身の老齢化にともない、移動の面倒や為替の影響がない「国内」での田舎暮らしを、真剣に模索しはじめるひとも現出しています。退職後のライフスタイルのひとつとして、マスコミに多くとりあげられてきた移住やロングステイですが、今や、世代や国内外の垣根を超え、多方向でとらえる時代に変化しはじめています。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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