日本は「2wayツーリズム」の時代へ
約45分にわたるスピーチを全編英語で世界に訴えたTIJ舩山会長 |
舩山龍二日本ツーリズム産業団体連合会会長による、「ツー・ウェイ・ツーリズムで築く『観光立国』日本 そのロードマップ」と題した基調講演は、日英二ヵ国語同時通訳で行われました。日本の現状や課題、観光立国としての今後のあり方について、舩山氏は次のように語っています。
小泉前首相は歴代総理のなかで初めて、観光をナショナルポリシーとしてとりあげ、国際相互理解のなか、「メイド・イン・ジャパンから、ビジット・ジャパンへ」と国策転換をはかりました。日本国内の観光消費における経済効果は50兆円規模といわれており、雇用創出効果も500万人に届く勢いで、現在推移しています。
海外からの訪日観光客を増やすため、日本と2国間の外交周年行事や文化交流プログラムなど「国際交流」の場を、これから積極的に増やす取り組みが、国と地方行政、民間が協力することで一致していると、舩山氏は続けます。
21世紀は、政治、経済、文化、教育、スポーツ、芸術など、あらゆる面でのツーウェイな国際交流が盛んになると考えられています。
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