10年という節目の年を迎えた香港
美食家を唸らせるスペシャリティーレストランが集中する香港のなかでも人気が高いアランデュカスのSPOON |
中国返還10年と、アジア通貨危機からも10年という節目の年を迎え、今までにない好景気に沸いています。中国経済成長の恩恵と、英国が残した制度や慣習、言語を武器に、実質経済成長率5.6%(2007年1~3月期)という高数値をはじき出しているのです。
近ごろでは、日本からの香港投資ツアーも花盛り。アジア太平洋全体の金融センターとして、重要な役割を担う香港は、まさにアジアきっての富が集中する街へと急進を遂げています。
サーズ重症急性呼吸器症候群など、たびかさなる試練を乗り越えて、長らくの不況から脱出した香港。大陸からの個人旅行解禁を契機に、ショッピングの魅力も充実しています。お隣マカオも、本場ラスベガスをしのぐカジノ景気に沸いていることから、香港・マカオへの観光客数は、この10年で2~3倍増となりました。
香港には、近く日本にも上陸するペニンシュラや、すでにおなじみのマンダリン・オリエンタルなど、中国系の高級老舗ホテルが健在ですが、英米系も資本投下を惜しみません。アジアの歌姫といわれ熱狂的なファンを持つ浜崎あゆみさんが滞在した、インターコンチネンタル香港の社長兼支配人のジャン・ジャック・レイベル氏に、富裕層ステイの極意と近ごろの香港事情を伺いました。
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