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アジアで働く!各国の賃金事情

アジアで働くひとが増えています。ローカルで就職した場合、その国の賃金事情に則した給与体系に、愕然とするひとも。アジア各国の賃金事情をご紹介します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

いまの仕事、給料に不満を抱いているひとも多いのではないでしょうか。
アジア主要各国の賃金事情を今回は特集。ローカルとの格差に驚かされます。


アジア主要国でもっとも人件費が高い日本

ピューター工場
マレーシアのピューター(錫)工場で働く労働者
ここ何年ものあいだ、日本人の賃金上昇率は、マイナス続きでした。ところが、一般の労働者(ワーカー)の月額給与を40万円とした場合、香港15万円、韓国11万円、台湾9万円、シンガポール7万円といった具合に、かなりの賃金格差があるのです。

これら給与は、中間管理職になると、さらに格差が生じます。日本人の中間管理職が、月額70万円程度を受け取っているのに対し、日本に次ぐ高賃金の香港でさえ、わずか31万円。

ただし、マレーシアのように、平社員時代は4万円程度でも、中間管理職になると、5倍近い給与(19万円程度)を得ている、というケースもあります。
物価が低い国だからといって、月額4万円程度の給与でしたら、現地で生活するのがやっと。ホテルウーマンとして、現地採用で働く、ある日本人女性は、「日本へ帰る航空券すら買えない」と嘆いていました。
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