アジア主要各国の賃金事情を今回は特集。ローカルとの格差に驚かされます。
アジア主要国でもっとも人件費が高い日本
マレーシアのピューター(錫)工場で働く労働者 |
これら給与は、中間管理職になると、さらに格差が生じます。日本人の中間管理職が、月額70万円程度を受け取っているのに対し、日本に次ぐ高賃金の香港でさえ、わずか31万円。
ただし、マレーシアのように、平社員時代は4万円程度でも、中間管理職になると、5倍近い給与(19万円程度)を得ている、というケースもあります。
物価が低い国だからといって、月額4万円程度の給与でしたら、現地で生活するのがやっと。ホテルウーマンとして、現地採用で働く、ある日本人女性は、「日本へ帰る航空券すら買えない」と嘆いていました。