台湾で中国語をマスターする
台湾の言語は、台湾華語と国語(北京語)です。統治下、日本語教育を受けた世代はすでに老齢化しましたが、若い世代の多くは英語教育を受けているので、日々のコミュニケーションに大きな不便は感じないかもしれません。とはいっても、現地でビジネスをする上で、北京語は欠かせないでしょう。矢作さんが留学した、国立台湾師範大学では、国語教学中心CCLC(Center for Chinese Language and Culture Studies)という、1クール3ヵ月の語学留学制度を実施。費用もわずか1万8千元(日本円にして約6万5千円程度)と格安のため、たくさんの日本人がここで北京語を学んでいるといいます。
台湾では居留証がないと銀行口座の開設を受け付けてくれない |
入学の時期は、3月・6月・9月・12月。
入学に関しては、入学申請書のほか、(日本の高等学校以上の)英文成績証明書、卒業証明書コピー、健康診断書やHIV検査結果証明書、財力証明書、推薦書が必要です。
財力証明書は、1学期につき最低2500米ドル以上の米ドル建て預金残高証明書をさしています。
推薦書については、本人をよく知る専門職従事者、学生であれば担当教師に依頼をし、英語もしくは中国語で作成してもらいます。推薦人のつてがないひとは、留学斡旋会社に依頼することです。
また、団体保険への加入義務も生じます。
停留ビザの滞在許可期間は60日間。現地で2回まで延長手続をすることが可能で、最大180日まで滞在できます。
また、居留ビザを申請して、居留証の発行を受けた場合、中華民国政府の全民保険に加入が義務付けられます。
台湾での銀行口座開設には、パスポートのほかに、居留証の提示が求められています。
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実際、中国大陸で使用される北京語とは、発音が異なりますが、中華圏に慣れるためにも、大陸に進出するまえに台湾で語学を学ぶビジネスマンは多くいます。
人民元の切り上げ「Xデー」もついに訪れました。大陸にビジネスチャンスを求めているひとにとって、台湾での人脈づくりや語学習得は大きなステップとなるでしょう。