台湾で起業にチャレンジ
台湾駐在したひとの多くは、台湾人のひとのよさ、暮らしやすさを実感して、そのまま駐留を望むひとが多いといいます。また、企業駐在員として比較的恵まれた環境にあるひとのみならず、仕事上往き来するだけのかかわりでしかなくとも、台湾に魅了され長期での滞在を希望する日本人はたくさんいます。翼台湾股分有限公司 イー・タイワンの董事長・矢作晃之さんもそのひとり。
翼台湾股分有限公司(イー・タイワン)を起業した矢作董事長 |
矢作さんは、トラベルジャーナル旅行専門学校卒業後、日本の旅行会社に就職し、おもに日台間の旅行業に従事してきました。
30代を迎え今後の身の振り方を考えたとき、本格的に台湾ビジネスの道を模索することを決意。
33歳で日本の会社を退職し、「まずは語学から」と考え、単身、国立台湾師範大学へ語学留学をします。
台湾では、査証相互免除により許可される滞在期間が、わずか30日間(パスポートの残存期間が、入国時6ヵ月以上あること)。そこで、停留ビザを取得し、まずは留学生として渡台しました。
日本のひとたちに広く台湾を知ってもらいたいという思いから、矢作さんは語学留学の期間中、旅行会社時代の台湾人脈をたどり、インターネットを利用したあらたな旅行サービス業の企画・提案をします。 おりしも時代が変化し、旅行手配にインターネットを利用するひとが急増したころでした。有力なスポンサーもつき、ついに矢作さんは留学期間を終えるころ、翼台湾股分有限公司を立ち上げることに成功。台湾情報サイトE-TAIWANをオープンさせることになったのです。
ちなみに、「股分」とは株式会社のこと。「董事長」は会長、「総経理」は社長を意味します。
現在、矢作さんは台北市内にある2DKのアパートを、約2万元で借りています。家具や電化製品などがすでに備え付けてあり、バスタブやトイレも完備。光熱費や食費、電話代なども含めて、1ヵ月の生活費(単身)はたった3万元(日本円にして約11万円)程度。「日本とは比較にならないほど暮らしやすい」といいます。
翼台湾股分有限公司 イー・タイワンでは、、国立台湾師範大学をはじめとした語学留学のほか、1~2週間程度で気軽に参加できる短期語学研修も取り扱っています。また、長期滞在者に人気のある、台湾茶芸や中国結びなどのコースも充実。台湾暮らしを応援するメニューを豊富にそろえています。