パート1 ソニー編
まずはソニーです。ソニーは、今年の冬の新機種はブルーレイレコーダーしか発売しない上に、DVDHDDレコーダーのほとんどの機種を販売停止にすることで、主力を大きくブルーレイレコーダーに移しました。
今回、登場したブルーレイレコーダーは3機種。これらは従来のハードディスクの容量やデジタルチューナーの数などで上位機種、下位機種として構築されるようなラインアップとは異なっています。最上位機種のX90はDeepColor対応など、高画質、高音質に力を入れて、プレイヤーとしてもハイクオリティな映像を楽しめるようにしています。
これに対し、L70はワンボタンで同社のビデオカメラから映像を取り込めるなど、ビデオカメラとの連携を高めたモデルです。そして、T50/T70は録画関連の基本機能を充実させ、それ以外の付加的な機能をカットしたモデルです。T70はデジタルWチューナーを搭載しており、普通にTV番組を録画し、ブルーレイにバックアップするような用途では、もっともお買い得なレコーダーだと言えるでしょう。店によっては12万円を切る価格で販売されています。
また、価格性能比で考えれば、シアターモデルのBDZ-X90も十分にお買い得です。
前述のようにソニーのDVDHDDレコーダーのほとんどは販売中止になったのですが、最下位機のRDZ-D700だけは販売が継続されています。これはハードディスクが250GBしかないのと、録画のバックアップがDVDにしかできないのは弱点です。しかし、あまり多くの録画をしないとか、録画を見たら消してしまうような使い方をする人には悪くないチョイスだと言えます。価格的には安い店では7万円を切っています。
次ページではパナソニックレコーダーのなかでお買い得なレコーダーを紹介します。