録画管理は「見るナビ」
録画番組を見る機能が「見るナビ」です。この機能は従来のRDとあまり変わりありません。見るナビではサムネイル映像とタイトル名に加え、録画時間や録画形式も表示されるので、映像を探しやすくなっています。また、フォルダ機能もあり、シリーズ番組をまとめて保存しておくこともできます。
見るナビではフォルダ機能で録画を保存管理することができる。 |
録画番組はタイトル名に加え、映像のサムネイルや録画形式、録画時間なども表示されるので、目的の録画を識別しやすい。 |
強力な編集機能
編集関連の機能は「編集ナビ」から実行できます。RD-S600ではハイビジョン映像の場合でもフレーム単位でカット編集することができ、自分の望むようにビデオ映像をトリミングできます。この強力な編集機能は他のレコーダーにないRDの利点です。
多彩な編集機能はRDならでは。ハイビジョン映像でもフレーム単位の編集が可能。 |
かんたんダビング
編集ナビでもDVDに録画をバックアップすることができますが、RD-S600はより簡単に録画をダビングするための「かんたんダビング」機能を搭載しています。この機能は「スタートメニュー」の「かんたんにダビングする」から実行することができます。ダビング処理の設定はビギナーユーザーには難しい面があるので、このウィザード機能はありがたいでしょう。
かんたんダビング機能はスタートメニューから起動できる。 |
かんたんダビング機能を使えばメッセージにしたがって操作してくだけで録画をDVDにダビングできる。 |
便利な新機能
紹介してきた以外の便利な新機能を簡単に紹介します。
■見ながら番組選択
番組を見ながら、画面の端にEPG情報や録画を表示することができます。これにより、視聴を中止せずに、次の視聴番組を選択したり、再生する録画を選択できます。
「見ながら番組選択」機能を使うと、画面の下にEPG情報や録画タイトルを表示し、選択することができる。 |
■おまかせプレイ
番組録画時にマジックチャプター機能で自動チャプタ分割をしておき、「おまかせプレイ」を実行すると、コマーシャルをカットしたプレイリストを作成し、本編だけを再生することができます。なお、マジックチャプター機能はTS1、VR録画時はデフォルトでオンになっています。
残念なのはTS2録画時にはマジックチャプター機能自体が使えないので、おまかせプレイもできないところです。W録画機はセカンドチューナーでの録画時になんらかの制限があるのはよくあることですが、次世代機ではなんとか改良して欲しいものです。
「おまかせプレイ」を実行すると、コマーシャルをカットしたプレイリストが作成されるので、それを再生することで、本編だけを見ることができる。 |
■動画ダウンロードサービス
ブロードバンド接続環境がある場合、番組ナビの「クリップ映像ダウンロード」でデモ映像などをダウンロードし、ハードディスクに保存することができます。現在はオマケ的な感じのする機能ですが、将来は映像のオンデマンド販売などに使われるようになるかも知れません。さまざまな可能性を秘めた機能だと言えるでしょう。
現在は、ゲームや音楽、映画のデモ映像などをダウンロードすることができる。 |
どんなユーザーにお勧め?
RD-S600は、1フレーム単位で編集できる編集機能など、従来と同じ多彩な機能を継承しながら、スタートメニューやシンプルリモコンによって、ビギナーユーザーにも使いやすいように配慮しています。この2面性が、今までのRDにないポイントです。さらに自動予約の強化からおまかせプレイ、おまかせダビング、見ながら番組選択の搭載など、細かい部分でも改良が加えられ、従来のRDユーザーにとっても魅力ある製品です。
ビギナーユーザーでもとりあえず基本的な機能が使え、使いこなすほどにユーザーの要求に応えてくれる今回のRDは幅広い層にお勧めできるレコーダーです。レコーダーを積極的に使いこなしたいと思っているユーザーに特にお勧めな製品だと言えるでしょう。