鉄道/駅、鉄道グッズ

日本全国、珍駅名さんいらっしゃい!(4ページ目)

列車で旅しながらボーッと窓の外を眺めていると、思わず目を疑ってしまうような駅名を目にすること、ありませんか?そのインパクトに眠気も吹き飛ぶ、そんな駅名たちをお楽しみください。

執筆者:高橋 良算

一度聞いたら忘れない、超脱力系駅名
阿分駅(あふん・JR留萌本線)

阿分駅駅名標
脱力駅名では日本一か?
この駅に近付くと、女性の声で「次は、あふん、あふんです」と車内放送が……あふんとは一体どういうことか?もう降参です。これほどまでに力が抜ける駅名も他にないでしょう。

北海道の多くの地名同様、アイヌ語に漢字を当て字したものです。そのため元の単語が正確にわからない場合が多く、阿分も「『アフンイ』入る処」(留萌支庁HP)や「『アフン』(入り込んでいる)からでた」(太田幸夫著「北海道の駅878ものがたり」より)など由来に諸説あるようです。

阿分駅は当初「仮乗降場」という半人前の駅でした。国鉄がJRに移行する際に正式な駅となったとはいえ、今も板張りの短いホームと人が二人くらい入ったら窮屈になりそうな待合所があるだけの駅。もっとも、その風情が何ともいえないわけですが。駅のすぐ前には阿分小学校があり、その向こう側の国道を渡ればすぐ海岸です。

阿分駅全景
駅というよりはバス停に近い。背後の建物が阿分小学校
さらに列車で増毛(ましけ)方面に向かうと、信砂(のぶしゃ)、舎熊(しゃぐま)、朱文別(しゅもんべつ)と、この先も北海道らしい駅名が続きます。

■所在地:北海道増毛郡増毛町阿分
■地 図:Yahoo!地図情報




次の駅は……【 大歩危駅 】

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