たった一度の浮気であっても離婚の理由になってしまうのでしょうか?
会社の部署の飲み会で、同僚の女性社員と意気投合し、その後、時々二人で飲みに行く間柄となりました。そして、会社の帰りに、いつものように二人で飲みに行ったところ、酔った勢いもあって、その同僚と、たった一度だけ肉体関係を持ってしまいました。

同僚には交際している彼氏がおり、また、私にも妻がいるため、二人で話し合い、今後はこういうこと(不倫)はやめることにしました。

ところが、先日、私が家でお風呂に入っている間に、妻が私の携帯電話の過去のメールの送受信記録に、私と同僚の不倫の証拠となるメールを発見してしまいました。妻は怒り心頭で、私がいくら謝っても許してくれません。しまいには、私に離婚届をつきつけて、実家に帰ってしまいました・・・。

私は、浮気をしてしまったことを本当に後悔しています。なんとか、妻に許してもらい、離婚だけは回避したいと思っています。たった一度の浮気でも許されないのでしょうか?


浮気は離婚原因!

さて、民法には、離婚原因というものが記載されています。裁判で離婚の請求が認められる条件を示したものです。ここに、浮気について記載があります。

民法第770条(裁判上の離婚)
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

第1号「配偶者に不貞な行為があったとき。」


不貞な行為とは、つまり不倫のことです。たった一度の浮気であっても、不貞であることには変わりありません。この法律に形式的にしたがえば、たった一度の浮気であっても、妻からの離婚の要求は認められてしまいそうですよね。

でも、夫が浮気について心から反省している場合にも、絶対に離婚させられてしまうというのもなんだか少し可愛そうな気もします。甘いでしょうか?


次のページでは、1度の浮気で離婚が可能かどうか、可能な場合の慰謝料について、具体的に検討します。