ティーカップの持ち方
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優雅なハンドルの持ち方 |
ティーカップの持ち方は、画像のように、ハンドルをつまむように持つとエレガントです。指をそろえると、より一層エレガントに見えます。
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美しくないハンドルの持ち方 |
画像のように、ハンドルの中に指を入れてもたない方がきれいです。ティーカップについた口紅は、日本の茶道とは異なり、カップを指で拭かないようにします。特に、自宅で開催されるティーパーティに招待されたときには、口紅を軽くおさえてから伺うようにしましょう。
お湯さしの使い方
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お湯さし用のポット |
英国では、ホットウォータージャグと呼ばれています。紅茶は、日本茶とちがい、ティーポットのお茶が濃くなった時は、ポットの中にお湯を注いで薄めます。微妙に濃さを調整したい時は、ティーカップの紅茶の色を見ながら、カップに直接お湯を注いでもかまいません。ただし、この方法はなるべくしない方が良い、という方もいらっしゃいます。
◇こぼれ話◇ガイドおすすめの紅茶の入れ方
キッチンに、お湯で温めたティーポットをふたつ用意します。ひとつは、お茶を入れるためです。茶葉をいれて、お湯を注ぎお茶を抽出します。時間になったら、茶漉しを使ってもうひとつのティーポットに注ぎます。こうすれば、お湯さしなしに、均一にはいった美味しいお茶をゲストにサービスできます。こちらのポットは、カップとおそろいのものや、少し上等のティーポットを用意します。
スコーンのいただき方
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スコーン |
スコーンをプレートに取ります。ナイフを使ってスコーンの横から半分にカットします。その上から、クロテッドクリームとジャムを塗っていただきます。ジャムは、ストロベリーの場合が多いいです。クリームとジャムを塗る順番は、どちらが先でもかまいませんが、塗る順番にこだわりを持つ方もいらっしゃいます。
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ジャムの上にクロテッドクリーム |
ジャムの上にクロテッドクリームを塗るのは、英国のコーンウォール地方の食べ方です。最初から全体に塗る方法もありますが、食べる分だけ塗っていだだくとスマートに見えます。
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クロテッドクリームの上にストロベリージャム |
クロテッドクリームの上にジャムをのせていただくいのは、英国のデヴォン地方の食べ方です。日本でもクロテッドクリームを作っているので、入手できます。ない場合は、ホイップクリームを使いましょう。
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白いのがクロテッドクリームです。 |
■クロテッドクリーム(Clotted cream)
英国の南西部デボンとコーンウォール特産で、乳脂肪分が高い濃厚なミルクから作られるクリームです。アフタヌーンティーのスコーンをいただく時には欠かせないクリームです。
■クリームティー(Cream Tea)
英国では、「クリームティー」という紅茶&スコーンのメニューがあります。紅茶と一緒に横半分2つにカットしたスコーンの上に、最初からたっぷりとクロテッドクリームとストロベリージャムをのせたスコーンがでてくるお店もあります。
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ナプキン |
■ナプキンの使い方
ナプキンが添えられていたら、お帰りの時には、きちんとたたまず、軽くたたんでテーブルに置きます。ガイドのナプキンの使い方の記事は
こちらです。
次のページでは、アフタヌーンティーの歴史についてご紹介します。