建物
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旧岩崎邸は1896年（明治29年）に三菱創設者・岩崎家本邸として、英国人ジョサイア・コンドルによって設計され、建てられました。近代日本住宅を代表する西洋木造建築の洋館です。
また、建物で使用されている、1００年以上前にイギリスで製作され、日本に船便で輸送されたミントンのタイルの美しさは今も健在です。
洋館の他に、撞球室（ビリヤード用の部屋）、和館の2棟があり、現在、煉瓦塀を含めた屋敷全体が国の重要文化財に指定されています。
洋館は、岩崎家の集まりや外国人、賓客を招いてのパーティの時だけ使用されたそうです。
■ジョサイア・コンドル：Josiah Conder
１８５２年 イギリスのロンドン生まれの建築家。
明治１０年、日本政府の招きで20代で来日して以来、鹿鳴館（現存しない）、上野博物館（現存しない）、ニコライ堂、岩崎家高輪別邸、三井倶楽部など、数多くのすぐれた西洋建築を日本に残しました。また、東京帝国大学の教授・講師として、日本に西洋建物を専門とした建築家を育てました。
次ページで、展示開催概要と旧岩崎邸庭園の場所をお知らせします。
