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ブログで犯罪に巻き込まれないために

ブログを書くことに漠然とした不安を感じている方に、ブログで犯罪やトラブルに巻き込まれないポイントをご紹介します。

執筆者:徳力 基彦

ブログも大都市の一つだと意識しましょう
総務省の調査によるとブログの登録者数(ブログを経験したことのある人)は2006年3月末でなんと868万人。一人で複数登録している人もいますから、そのまま額面通りの人数が利用者数では無いと思いますが、868万人と言えばほぼ大阪府と同じ人口。いかに大勢の人がブログを試しているか分かりますね。

ブログを書いたことの無い人とブログの話をしていると、たまに「ネットって危ないんでしょ?ネット上でブログみたいな日記とか書いて危なくないの?」と聞かれることがあります。そこで、今回はそんな不安を感じている方のために、ブログを書いていて犯罪やトラブルに巻き込まれないポイントをご紹介したいと思います。


利用者が増え続けるブログの世界

ブログは、インターネット上で手軽に日記形式のホームページを作成することのできるサービスとして、ここ数年で急激に利用者を増やしています。

ただ残念ながら、利用者が急激に増えたことで、ブログ関連のトラブルのリスクもまた上がっているのも事実です。何しろブログコミュニティもいまや大都市。東京や大阪、また皆さんの住んでいる町にも様々な危険があるように、その場所が人間社会である限り、何らかのトラブルや犯罪のリスクが存在するというのが悲しい現実です。

例えば、良くマスコミなどで話題になるのは、ブログを通じた炎上のトラブルです。炎上とは、ブログの記事や発言がネット上で大きな話題になり、その結果掲示板や他のブログ、ブログのコメント欄などに多数の誹謗中傷や批判などの書き込みが発生することを言います。


もちろんほとんどのブログの炎上は、ブログのコメント欄に書き込みが殺到する程度で済むものが多いのですが、対応を間違ったり状況が悪化した極端な事例では、家に落書きをされたり、脅迫めいた電話がかかってきたりというケースもあるようです。

また、それほど極端な例でなくても、個人レベルでトラブルに巻き込まれるケースもあります。先日ある方から、ブログを書いていたことでストーカー被害にあったのでどうすれば良いか、という相談を受けましたし、ブログに公開したメールアドレスに対してオレオレ詐欺のようなメールが届くというケースも増えているようです。


ブログでトラブルに巻き込まれないための3つのポイント

ストーカー被害やオレオレ詐欺など、実際の被害が発生してしまったら、当然対処法は、警察に相談するなどの手段をとるしかありません。ただ、こういったブログ関連のトラブルのほとんどは、ネットならでは、ブログならではの注意点を抑えておけば回避できる性質のトラブルです。

ブログでネット犯罪に巻き込まれないためのポイントは以下の三つです。

1:ブログでは、不特定多数を相手にしていることを忘れない
2:ブログの記事は、半永久的に残ることを意識する
3:ブログを書いている人、読んでいる人をイメージする

それぞれ簡単にご説明しましょう。
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