以前から「ビデオをメモのように撮る」のが希望でしたが、そんな望みを簡単に実現してくれたのが、三洋電機の「Xacti」です。今回は、「Xacti DMX-HD1000」をレビューさせていただきました。
抜群の機動性を備えたハイビジョンビデオカメラ
▲XactiシリーズのDMX-HD1000。スタイルが特徴的 |
ビデオを撮るというと、卒業/入学式や誕生日、運動会、旅行など、なにかのイベントときだけとういのが一般的なのでしょうね。
でも、子供が生まれたときから、日々の成長を撮りたいと毎日撮っていた記憶があります。当時はHi8のビデオテープベースだったので、かなりの数のテープが貯まったものです。撮影頻度も、子供の成長と共にだんだん少なくなりましたが、それでも、ちょっとした仕草や行動を撮りたくて、いつもビデオカメラを用意していました。今から思うと、それもかなり面倒な作業でしたね。
ただ、その当時から、日常生活でのビデオをメモのように撮るという楽しさにはまったのですが、ビデオカメラを常時準備しておくのは面倒ですし、外出のたびに持ってあるくのも、カメラがかさばって、じゃまだと思うのしばしばでした。
前置きが長くなりましたが、日常をメモりたい、でも準備や持ち歩きが面倒とうい環境を一変してくれるのが、Xactiシリーズですね。今回は、シリーズの中から「DMX-HD1000」(以下「HD1000」と省略)を試用させて頂きました。
▲スタイルも撮り方も個性的なのが、Xactiシリーズの特徴 |
写真でもわかるように、片手で握るようにして撮る独自のスタイルは、小型で持ち歩きにも便利。しかも、映像はフルハイビジョン(1,920×1,080)で撮影されるのです。もちろん静止画像の撮影も可能で画質もよく、まさに映像/画像メモのためのツールといえます。
●持ち運びに便利
メモツールの場合、常時持ち歩けることが最大の条件です。そして、画質がよければ文句なしといったところ。確かに、デジタルカメラでも、静止画だけでなく動画も撮れるので文句はないのですが、ときとして、よりきれいな映像で残しておきたいときもあります。それには、やはりビデオカメラがベストです。
ちなみに、ちょっとした取材で当ガイドが持ち歩くビデオ&カメラが写真のもの。短いサンプル撮影などでも、この程度の荷物になります。さらに付録映像の撮影などとなるともっと増えるのですが、HD1000があると、次の写真だけで間に合うことが多いのも事実です。これなら、持ち歩いても少しも苦になりませんし、バックに入れてあってもじゃまになりません。
▲普段の移動で持ち歩く撮影機材 |
▲HD1000を利用すれば、普段の撮影ならこれで大丈夫 |