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機動性抜群のサンヨー Xacti DMX-HD1000(2ページ目)

以前から「ビデオをメモのように撮る」のが希望でしたが、そんな望みを簡単に実現してくれたのが、三洋電機の「Xacti」です。今回は、「Xacti DMX-HD1000」をレビューさせていただきました。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

映像と静止画像について

●映像はフルハイビジョン

HD1000では、1/2.5型CMOSセンサーを搭載し、1,920×1,080のフルハイビジョン(Full-HD)での映像記録ができます。記録先メディアはSDHCメモリカードで、8GBのSDHCメモリーカードであれば、フルはビジョンのFull-HDモードと1,280×720のHD-HRモードで約85分の撮影が可能です。

最近のハイビジョンビデオカメラは、1,920×1,080のフルハイビジョン撮影可能という傾向にありますが、HD1000も、このフルハイビジョンをサポートしています。なお、この場合のフルハイビジョンは「60field/s」とあるようにインターレース方式での処理になるので、フレーム換算すれば30fpsということになります。

HDモード Full-HD 1,920×1,080 60field/s
HD-HR 1,280×720 60fps HR
HD-SHQ 1,280×720 30fps SHQ
SDモード TV-HR 640×480 60fps HR
TV-SHQ 640×480 30fps SHQ
Web-SHQ 320×240 30fps SHQ

▲動画の記録モード選択メニュー

●静止画像もGood!

HD1000で静止画像を撮影する場合の有効画素数は、約400万画素。800万画素や1,200画素などが標準的になったコンパクトデジタルカメラに比べれば画素数が少ないようですが、メモとして割り切って使うことと、コンパクトなデジタルカメラとの併用を考えれば、問題なし。どちらも小型なので、両方を持っていても少しも苦にならないところが、双方持ち歩きを可能にしてくれたと言っても過言ではありません。

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▲(3.5M 2496×1408 16:9)
画面をクリック
(画像は、試作機によって撮影したものです)

▲静止画像の記録モード選択メニュー

・ちょっと気になったところ

静止画像を撮影しているときに気になったのが、モニターの表示。通常、2.7型のワイドモニターにはビデオ撮影用の画角で表示されているのですが、静止画像撮影のためにシャッターボタンを押すと、一瞬静止画像の画角に切り替わるのが気になった点です。そのため、静止画像撮影時のフレーミング確定がちょっと難しいですね。

でも、HD1000では、動画の撮影中にシャッターボタンを押すと、静止画像も同時に撮れます。その場合のフレームは動画と同じなので、フレームサイズが異なることもありません。ただし、画質モードは2MBになります。

ユーザーインターフェイスも独自

HD1000は、スタイルも独自ならインターフェイスも個性的です。まず、HD1000の主なボタン、スイッチ名を確認しておきましょう。

HD1000には、ビデオと静止画像とのモードの切り替えスイッチがありません。モニターユニットを開くと電源がオンになり、「REC/PLAYスイッチ」がREC側にあれば、「録画」ボタンを押せばビデオの撮影が開始され、「シャッター」ボタンを押せば静止画像が撮れます。

また、「REC/PLAYスイッチ」がPLAY側にあれば、「SET」ボタンを左右に押して再生/表示する写真やムービーを切り替え、「SET」ボタンを押せばムービーが再生されます。

要するに、ビデオと静止画像の撮影と再生が混在としたモードで、どちらのモードで撮影するか、それぞれの録画ボタン、シャッターボタンを押すことで決められるという仕様です。

慣れてしまえば使いやすいシステムですが、慣れるまでには、「モードを変えなければ」というイメージから、つい録画ボタン、シャッターボタンを押してしまうことがしばしばでした。

便利で充実した装備 >>

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