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SDR-S100はワイド映像がきれい!(3ページ目)

松下電器産業のMPEG系ムービーカメラ「SDR-S100」は、意外と使えるSDタイプのビデオカメラです。なんといっても、手にフィットする感覚が抜群に良いのです。しかも3CCD搭載。さて、そのインプレッションは。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

手にフィットする感覚がいい

機能的な面での話しではないのですが、SDR-S100を手にしたとき、そのホールディング感覚はとても手に馴染むのです。片手にスッポリとおさまり、親指の自然な動きの範囲内に操作ボタンが収められていて、非常に操作しやすいのがSDR-S100です。人間工学的なデザインが反映されているのだと思うのですが、使い勝手という点では、非常に重要なポイントといえるでしょう。

持った瞬間の手にフィットする感覚がいい。

パソコンへの映像の取り込み

SDR-S100では、撮影した映像はMPEG-2形式のファイルで保存されています。このファイルをパソコンに取り込むには、SDR-S100とパソコンをUSB接続し、付属の編集ソフトで読み込むという方法が基本です。このほか、SDメモリをカードリーダーにセットし、ソフトから読み込んでもかまいません。

また、ファイルの拡張子は「.MOD」という専用の拡張子ですが、これを「.mpg」という通常のMPEG形式の拡張子に変更すれば、他のビデオ編集ソフトでの編集もできるし、Windowsに標準で付属しているメディアプレイヤーでの再生も可能です。

映像ファイルの拡張子は「.MOD」。MPEG-2形式のファイルだ。

編集ソフトも充実

SDR-S100には、「MotionSD STUDIO」というビデオ編集ソフトが付属しています。このソフト、単体でみても非常に高機能なソフトで、ファイルの読み込みから編集作業、そしてDVDメディアへの出力までをカバーした総合的な編集ソフトです。

編集画は、モニタウィンドウと素材管理領域、そしてタイムラインという標準的な構成ですが、オリジナリティあるデザインインタフェースが採用されていて、筆者としては使いやすいデザインだと感じています。

標準的な構成画面だが、デザインがクールで使いやすいレイアウトの「MotionSD STUDIO」。機能的にも市販のビデオ編集ソフトと変わらない。

気になる点

筆者的には、使い勝手や画質などの面で非常に気に入っているSDR-S100ですが、唯一、価格が高価という点が気になるところです。実売価格で約10万円前後(2005年10月時点)ですが、あと2、3万円出すとハイビジョンのビデオカメラが買えると考えると、果たしてどちらを買ったものかと悩むところです。


【関連サイト】

松下電器産業

SDR-S100

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