手にフィットする感覚がいい
機能的な面での話しではないのですが、SDR-S100を手にしたとき、そのホールディング感覚はとても手に馴染むのです。片手にスッポリとおさまり、親指の自然な動きの範囲内に操作ボタンが収められていて、非常に操作しやすいのがSDR-S100です。人間工学的なデザインが反映されているのだと思うのですが、使い勝手という点では、非常に重要なポイントといえるでしょう。
持った瞬間の手にフィットする感覚がいい。 |
パソコンへの映像の取り込み
SDR-S100では、撮影した映像はMPEG-2形式のファイルで保存されています。このファイルをパソコンに取り込むには、SDR-S100とパソコンをUSB接続し、付属の編集ソフトで読み込むという方法が基本です。このほか、SDメモリをカードリーダーにセットし、ソフトから読み込んでもかまいません。
また、ファイルの拡張子は「.MOD」という専用の拡張子ですが、これを「.mpg」という通常のMPEG形式の拡張子に変更すれば、他のビデオ編集ソフトでの編集もできるし、Windowsに標準で付属しているメディアプレイヤーでの再生も可能です。
編集ソフトも充実
SDR-S100には、「MotionSD STUDIO」というビデオ編集ソフトが付属しています。このソフト、単体でみても非常に高機能なソフトで、ファイルの読み込みから編集作業、そしてDVDメディアへの出力までをカバーした総合的な編集ソフトです。
編集画は、モニタウィンドウと素材管理領域、そしてタイムラインという標準的な構成ですが、オリジナリティあるデザインインタフェースが採用されていて、筆者としては使いやすいデザインだと感じています。
気になる点
筆者的には、使い勝手や画質などの面で非常に気に入っているSDR-S100ですが、唯一、価格が高価という点が気になるところです。実売価格で約10万円前後(2005年10月時点)ですが、あと2、3万円出すとハイビジョンのビデオカメラが買えると考えると、果たしてどちらを買ったものかと悩むところです。
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