ビデオデータをはじめ、写真やミュージック、ドキュメントなど、さまざまなデータを一括管理するソフトウェアがインタービデオから発売されます。今回は、とくにビデオデータの管理を中心に、何がどう便利なのか、そのソフトの特徴をお伝えします。
デジタルメディア総合管理ソフト
インタービデオジャパンから、デジタルメディア統合管理ソフトというカテゴリーの「InterVideo MediaOne Gallery」(以下「MediaOne」と省略)というソフトウェアが発売されます。デジタルメディアの統合管理ソフトという名目だけあって、ビデオ、写真、オーディオ、ドキュメント、各種データファイルなどを一元管理できるのです。
「管理」という言葉ですが、なにをどう管理するのかという目的が曖昧なソフトの多い中、MediaOneは、なにをどう管理するのかがはっきりと定義されているので、とてもわかりやすく、使いやすいソフトといえます。
たとえば、ビデオデータに限ってなにができるのかをチャート風にまとめてみました。
全ハードディスク内からビデオデータを検出
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必要があれば、DVカメラなどから映像を取り込む
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フォルダ単位でビデオデータのサムネイルを表示
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ファイル名などから、目的のファイルを検索する
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お好みのビデオを選び、DVD-Videoにできる
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メールに添付して送れる
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データディスクとして出力できる
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要するに、ビデオカメラから映像を取り込み、取り込んだファイルを目的に応じて分類/整理できるのです。そして、整理ができた一覧から、必要なデータを選んでDVD-Videoにしたり、あるいはメールに添付して送るといったことができます。さらに、保存が必要であれば、選んだデータをDVDにまとめてデータDVDとして記録できるというわけです。
一言でいえば、取り込みから整理/編集、出力までが一貫してできるソフトウェアだということです。しかも、対象はビデオデータだけではありません。写真やミュージック、ドキュメント、データファイルなども対象なのですから、まさにパソコンのコントロールセンター的なソフトウェアといってもよいでしょう。
ちょっと操作してみました
ここで、どのような状態でファイルが管理されるのかを見てみましょう。
●ファイルの管理機能は・・・ |
●ファイルを検出。並べ替えも可能
●ファイルを再生
▲サムネイルをダブルクリックすると、選択したファイルを再生できる。 なお、画面下のコントロールパネルで、キーフレームの設定や分割、静止画像のキャプチャなど簡易編集ができる。 |
●ファイルを検索
▲キーワードを入力して、同じファイル名のデータを検索。あちこちに散らばっている同じファイルなども簡単に見つけられる。不要なものがあれば、ここでサムネイルだけの削除やハードディスクからデータを削除するなど、目的に応じた対応ができる。 |