デジタルからアナログへのダビング
■スキャンコンバータは・・・
前回のメールマガジンでちょっとご紹介したように、先日、子供の学級でのイベントをビデオ撮影し、DVD-Videoを作成したのです。しかし、できればVHSテープで欲しいとの要望があり、ちょっとした苦労があったのです。
通常であれば、DVテープからVHSテープへはビデオコードで接続してダビングできます。しかし、PCに取り込んでタイトルやBGMの設定など編集を行ったデータとなると、話しはちょっと複雑です。
「DVテープ→PC」という取り込みはIEEE1394を利用すれば簡単にできるのです。また、「アナログ→PC」も、2003年12月3日の記事「VHSテープを取り込むハード」で解説したように、テレビチューナボードなどを利用して取り込むことができます。
では、PC上にあるデジタルの動画データをアナログとして出力し、VHSテープに記録するにはどうすればよいか・・・。ちょっと悩みますよね。
●SSC120EX
まず最初に実行したのが、スキャンコンバータの利用です。スキャンコンバータというのは、PCの画面をテレビに表示するためのハードウェアで、PCのモニタ信号をアナログデータに変換し、テレビのビデオ端子に接続して表示するというものです。
現在利用しているのは、カノープスの「SSC120EX」で、PCをDVDレコーダ代わりに利用するために購入し「たものです。
カノープスの「SSC120EX」
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このハードウェアは、テレビチューナボードで録画したデータをテレビで再生するには問題ないのですが、その映像をVHSで録画すると、画質が非常に悪いのです。まるでMEPG-1の映像を見ているかのようで、とても鑑賞には耐えられないという状態でした。