自分で作成したオリジナルなDVD-VideoにBGMを入れたい。あるいは、スライドショーにBGMを入れたい。そのようなときに利用したいのが、著作権フリーな「音」の素材です。今回は、音の素材について解説します。

BGMと著作権について

DVカメラから取り込んだ映像を、DVD-Video作成用のオーサリングツールを使ってオリジナルなDVD-Videoを作る。そんなユーザが増えていますし、当ガイドでも、そうした情報をどんどん提供したいと考えています。

そうした中で、ちょっと気にして頂きたいのが「BGM」についてなのです。皆さん、オリジナルなDVD-Videoを作成してメニュー画面などにBGMを設定するとき、そのBGMの音楽データをどのように入手していますか?

最も手軽なのは、音楽CDからお気に入りの曲のデータをコピーして利用するという方法ではないでしょうか。

この場合、作成したDVD-Videoを自分だけで鑑賞するのであれば問題はないのですが、作成したDVD-Videoを親戚や友人知人に配布したり、売ったりするとなると、これは著作権を侵害することになります。

どこまでOKなのか

では、音楽CDなどを利用する場合、どのような使い方なら問題ないのかというと、自分や家族が聞くために音楽CDを「テープ」にダビングする場合には、著作権の問題はありません。著作権法30条の「私的使用のための複製」というものに該当するのですね。

ただし、デジタル方式でオリジナルの音楽CDに近い音質でコピーする場合は、問題ありなのです。この場合は、コピーすることに対して、補償金を支払わなければならないのです。これを、著作権法では「私的録音・録画補償金制度」といっています。といっても、コピーするたびに払うのではなく、デジタルコピーする機器やCD-R/RWといったメディアを購入する際、その価格に補償金が組み込まれた形で支払っているのです。

たとえば、「オーディオ用のCD-R/RW」などは、この補償金が含まれた価格で売られています。

著作権フリーの素材を利用する

それでは、作成したオリジナルなDVD-Videoを配布したいというときには、どうしたらよいのでしょうか…。この場合も、基本的にはデジタルコピーに該当する操作ですし、ましてや配布するとなると、ちょっと問題です。

こうしたときのために、著作権フリーな音楽素材というものがあります。これは、その音楽素材を購入した登録ユーザーなら、営利・非営利を問わず自由に加工して利用してもよいというものです。こうした製品を利用すれば、安心して配布用のDVD-Videoを作成できます。

「でも、著作権フリーの音楽素材では選択できる曲のレパートリーが少ないのでは?」と心配になることも。しかし、最近では、とても種類が豊富に取り揃えられていて、自分のイメージに合った曲を見つけやすいともいえます。

たとえば、データクラフト「音・辞典」では、映画やクラッシック、プレゼンテーションなど24種類のテーマでの製品がラインナップされており、映像やDVD-Videoのイメージに合ったサウンドが見つけやすくなっています。

データクラフトの「音・辞典」

実際に、これをどのように利用するのかを、簡単な手順をご紹介します。